2015/10/05 Mon
エクアドルの水事情・・その10
水道代は、普通一般家庭で6ドルから15ドルくらい。
コレが、ある日、100とか300とか、酷いケースだと1,000とか2,000ドルの請求が来ます。
使用者は驚いて、水道メーターが壊れてる!と連絡してきます。
それで、メーターの検査に行きます。日本ですと、どっか漏水してる・・・と、まず考えます。水道メータがおかしい、という苦情は、年に一、二件です。
が、エクアドルは、メーターが壊れてる、と、思うようです。
ま、実際、誤作動しているのも多いんですが・
(写真は給水管の掘削風景。掘削は大てい人力。機械は使いません。)
検査は検査用のメーターと直列につないで、20か40リットル通水して、メーター指針の差をチェックします。
古いメーターは、やはり誤作動も多く、新しいメーターと交換します。しかし、メーターが誤作動していても、多くても20%増しくらいで使用水量が10倍にもなりません
多くは、受水槽、トイレのタンクの水が止まっていない、受水槽、配管からの漏水、水道を出しっぱなしにしていた・・等の理由があるんです。
たまに・・ですが・・水道は止っているのに、メーターだけが自動で勝手に回ってるんだ!と聞かない人も・・・タマにですが・・います。
(写真は水道本管と給水管。ポリ管ですが、大ていは銅管使います。)
ともかく、メーターが悪い、と、なると、お客さんは、ホッとします。
“今まで⒛%、余分に払ってるんだから、返せ!”・・・というのは、まだ聞いたことがありません。
これらの家庭内配水設備を施工・補修する技術を持った業者が、なかなか居ません。
私達が行く前に、水道業者さんの方に漏水を見てもらってるケースも、まま、ありますが、大抵は、「漏水はない! メーターが壊れてる!」と言って帰るようで・・・す。
こうなると納得してもらうのが一苦労・・
管理区分はメーターまでが水道局、以降家庭内配管・機器は個人、と、日本と同じです。
ある程度一定の技術を持った指定工事店制度を導入できたら・・と、コレも言いますが、制度の違いもあってか、ナカナカ、です。
(写真は、ガラパゴスの海イグアナ)
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