2015/10/05 Mon
エクアドルの水事情・・その11
漏水の多さ、民間の配管技術の低さ・・・こんな背景があって、メーター課の中に、家庭内水道補修サービスの部署が出来ました。
で、配管技術の向上の要請があり、私がエクアドルに来たのです。
働いて判ったのですが、このサービス、イロイロと弱点があります。
(写真は、水道メーター巻き戻し器です。マル秘かな?・・・)
エクアドルでは習慣上、補修に必要な部材は顧客が購入して用意します。コレは補修に限りません。、ペンキ屋さんでもタイル屋さんでも同じです。タイルにセメントは顧客が買って家まで運びます。
・・砂?・・エクアドル、ま、場合によるんですが、砂、あんまり使わないんです。
モルタルもですが、コンクリートも、配合が違うようです。
橋も、階段も、ひさしも、床も、私の目からすると、薄っぺらい。
昭和40年ころは、日本でも薄っぺらいのが流行りましたが、後日えらい目にあっています。
エクアドルも同じなのかは・・・判りませんが・・
(写真は、キトの私の部屋です。1LDK。50平米ほどです。エクアドルはトイレが大事?で、ウチも2つあります。
一つはシャワーがないので、エクアドルの表示法だと1.5個です。)
で、職人さんは、プラプラっと、(本当にプラプラって来ます。)必要最小限の道具を持って。
どうしてソの道具持ってきたの?って時もあります。
この時の言い訳が凄いです。決して道具を取りに戻ったりしません。仕事ができないのは、客のせいだ!と5分でも10分でも言い続けます。結局、帰ります。
二度と来ません。
客は次の職人を探さねばなりません。
材料は、ホッタラかしです。
(写真は・・・盗水の一例です。見た途端判りますので・・・悪意は少ないのかもしれませんが・・・)
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