JICA海外協力隊の世界日記

エクアドルの水事情

エクアドルの水事情・・その11

漏水の多さ、民間の配管技術の低さ・・・こんな背景があって、メーター課の中に、家庭内水道補修サービスの部署が出来ました。

で、配管技術の向上の要請があり、私がエクアドルに来たのです。

働いて判ったのですが、このサービス、イロイロと弱点があります。

(写真は、水道メーター巻き戻し器です。マル秘かな?・・・)

エクアドルでは習慣上、補修に必要な部材は顧客が購入して用意します。コレは補修に限りません。、ペンキ屋さんでもタイル屋さんでも同じです。タイルにセメントは顧客が買って家まで運びます。

・・砂?・・エクアドル、ま、場合によるんですが、砂、あんまり使わないんです。

モルタルもですが、コンクリートも、配合が違うようです。

橋も、階段も、ひさしも、床も、私の目からすると、薄っぺらい。

昭和40年ころは、日本でも薄っぺらいのが流行りましたが、後日えらい目にあっています。

エクアドルも同じなのかは・・・判りませんが・・

(写真は、キトの私の部屋です。1LDK。50平米ほどです。エクアドルはトイレが大事?で、ウチも2つあります。

一つはシャワーがないので、エクアドルの表示法だと1.5個です。)

で、職人さんは、プラプラっと、(本当にプラプラって来ます。)必要最小限の道具を持って。

どうしてソの道具持ってきたの?って時もあります。

この時の言い訳が凄いです。決して道具を取りに戻ったりしません。仕事ができないのは、客のせいだ!と5分でも10分でも言い続けます。結局、帰ります。

二度と来ません。

客は次の職人を探さねばなりません。

材料は、ホッタラかしです。

(写真は・・・盗水の一例です。見た途端判りますので・・・悪意は少ないのかもしれませんが・・・)

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ