2015/08/01 Sat
エクアドルの水事情・・その6
上下水道公社では水道メーター、特に大型メーターの再生、検査も行っています。
以前はチョッと離れたエクアドルの他市に水道メーター検査・再生工場があったのですが・・・
恐らく・・エクアドルのドコの水道局も同じ、だと思いますが、メーター8年の使用期限は必ずしも守られていません。ですので、古い・・骨董品のようなメーターも現役だったりします。
結局、商売が成り立たず、廃業したようです。
各水道事業体で水道機器の検査が出来る施設を持っているようです。
キト市も、職場の施設内に水道メーターの検査場があります。
この検査機器は、おそらくドイツ製。 ドイツ語がイッパイ書いてありますので・・・(割合、よく壊れるようで部品を取り寄せています)コロンビア経由で輸入したようです。
エクアドルは、そもそも水道の材料にしても自国製品が少ないです。
他の製品、例えば・・車ですね。バイクはエクアドル製があるようですが、車はありません。今さら国内企業を育成して車産業を興しても、日本やドイツ、韓国、アメリカに太刀打ちできる・・のは、難しい。だったら輸入!って考えのようです。
主な外貨獲得産業は、出稼ぎと石油とバナナやカカオといった農産物の輸出です。
普通は自国通貨があって、通貨の発行量を調整し、金利を上げ下げしながら自国経済・産業の保護や発展を図るのですが、エクアドルは通貨下落による激しいインフレに見舞われた際、基軸通貨を米ドルにして、通貨発行権は放棄するドラリゼーションを行いました。中南米諸国では珍しくありません。
ま、自国通貨はあるものの、実際は米ドルやユーロが、より信頼のある通貨となっている国は、珍しくありませんが。
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