JICA海外協力隊の世界日記

Laugh&Health~サムサ、パフタ、ときどき医療~

保健師のお仕事

日本の、そして世界のみなさんこんにちは!

今日は私の協力隊としての活動について少しお話ししたいと思います。

私の職種の保健師は医療職の方以外には馴染みが薄いかもしれません。

よく、「保健師さんって看護師さんと何が違うの?」

と聞かれます。
簡単に言うと、看護師さんが病気の人の治療や苦痛を和らげるために看護するのに対し、
保健師は病気にならないように健康な人に保健指導をするのがお仕事です。
でもその境界線はあんまり明確ではなくて、保健師ももちろん病気の人をみますし、
看護師さんも予防のための健康指導をします。

写真は身体計測のあと、簡易表をつかってBMIについて説明しているところです。
お二人は妊婦健診に付き添ってきたお父さんとおじいちゃんでした。
一見肥満ではありませんが、BMIが26(軽度肥満)で驚いていました。

私の診療所は朝7時半にお仕事が始まります。
一日の流れは大体

7:30 出勤
   前日のカルテ整理、1日の仕事の確認
8:00 医師による診療開始
   来院患者のカルテ出し、身体計測、バイタル測定、肥満患者、高血圧患者には健康指導
10:00 巡回看護師とともに巡回に出発。(5~10件)乳幼児、妊婦健診メイン
12:00 お昼休憩
12:30 午後業務開始
    健康指導の書類作成などの事務仕事、急患対応
14:30 就業

ウズベキスタンには保健師という職業はないので、
私は看護師さんたちと一緒に働きながら、
来院患者さんや、巡回先の妊婦さん、妊婦健診にきた妊婦さんに指導をしています。
まだまだ言葉がつたないので、いいたいことが伝えきれず、
他のスタッフや患者さん自身に助け船を出してもらいながらですが、
みなさん、比較的一生懸命耳を傾けてくれます。
ただ、内容に興味があって、というよりは
外国人の私がウズベク語で一生懸命何やら話してるのがおもしろい、
という感じですが。。。
動機はどうであれ、話を聞いてもらえたらこっちのもの。
健康について色々と情報発信していけたらと思います。

これが一日のメインの流れですが、
診療所には予防接種日(一か月に2回)や妊婦健診日(毎週金曜日)のようなイベントがあります。
予防接種日にはその月、月齢に該当する乳幼児がみんな診療所に来るので、
発育の様子や、お母さんから話を聞く絶好の機会です。
ものすごく忙しくなります。

写真は予防接種のついでに身体計測をしているところです。
これから注射だとわかって、顔がかなりこわばっています(笑)

今はJICAの援助で身長計が入ってますが、以前はメジャーで計っていたそうです。
子どもはいいけど、大人を計るのは大変です。

また妊婦健診日には健診の待ち時間に妊婦さんたちに合併症のお話しをしたり、
食事指導をしたりしています。

診療所の管轄には3件の保育所と小中一貫校が3校あるので、
そこへも時間をみて巡回健康教育にいきます。
先日、保育所に健康教育にでかけたら、風邪をうつされてしまい、
情けない思いをしました。

こうした活動すべて、私一人で行えるわけではもちろんなく、
協力してくれる診療所のスタッフのおかげで活動できています。

次回は私の暮らしているフェルガナ州についてお話ししたいと思います。

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