2017/10/16 Mon
活動
保健施設の巡回
保健事務所の仕事のひとつに、スーパービジョン SuperVisionというものがあります。
これは、管轄内の保健施設を巡回して、施設設備や施設職員の業務の確認・指導などをしていくもの。
数日間~1週間かけて、いくつかのチームに分かれて巡回していきます。
到着したら、施設職員に挨拶をして、施設内の確認をします。
それから、施設設備の確認をしたり、看護師や事務職員からどのように施設を管理運営しているのか話を聞きます。
毎日患者記録を記入できているか、患者情報はしっかりと管理できているか、施設内の清掃ができているか、医療物品や医薬品の管理方法は適切か、ごみは適切に処理されているか、などなど。
確認が終わったら、施設の全職員を集めて、振り返りのミーティングを行います。
「ここはよくできていますね、素晴らしいです。頑張って継続してください!」
「この部分はよくありません。改善できますか?」
という様にコメントをしていきます。
施設職員はそのコメントをメモして、施設の改善につなげていきます。
このスーパービジョン、本来は1年間の間に3~4回実施するのが理想的とのことですが、現状ではそれができていません。
なぜなら、施設を回る際の車やバイクのガソリン代が充分にないから。
私はバイクに乗ることができないため車に乗せてもらい施設をまわりますが、車の台数も少ないため、人数が多いと行くことができない時もあります。
このような状況は、ケニアではよく聞く話。
他の隊員からも同じような悩みを聞くことがあります。
日本にいると気にすることが少ない問題だと思いますが、これがケニアです。
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