日々是好日@ウルグアイ

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馬場 由美子
(東京都)

ボランティア/職種
シニア海外ボランティア
編集
派遣国
中南米
ウルグアイ モンテビデオ市
一言メッセージ
新聞記者の経験を活かし、ウルグアイで暮らす日系人の移住史を制作中です。日本最遠の地を身近に感じてください。

 

世界遺産の街並み・コロニア

2018.04.26

文化

 ウルグアイに着任して早10か月。先日、休暇を利用して世界遺産の街コロニア・デル・サクラメントをぶらぶらしてきました。

 首都モンテビデオから西に向かってバスで約3時間。古都コロニアはラプラタ河に面していて、対岸にはアルゼンチンの首都ブエノスアイレスが臨めます。港があり灯台があり、ポルトガル領になったりスペイン領になったり。こぢんまりとした街ですが、壮絶な過去もあったようです。

 この歴史的な街並みの価値が認められ、ユネスコの世界遺産に登録されたのは1995年のこと。世界遺産というと何やら「壮大な建築物」というイメージですが、コロニアはそういう派手さとは無縁の、静かで穏やかな空間でした。石畳に置かれたクラシックカーが景色に溶け込んで、いい感じのオブジェになる。これをモンテビデオでやったら「不法投棄?」と通報されてしまうでしょう。

 街角では何度も凝った絵柄のタイルを目にしました。かつてイタリア、スペイン、ポルトガルの技法を用いたタイルがここで製造されたとのこと。「タイル博物館」の壁には、街の地図を焼き込んだ大型のタイル作品が飾られていました。青の色が図案に映えて、なんともいえぬ美しさ!

 外国なのに郷愁を誘う、フォトジェニックな風景が続きます。被写体は古いものばかりではありません。本屋の店先で見かけたポップな人形たちにも目を奪われました。

 世界遺産の地にありがちな「力み」がない、ほっこりとした居心地のよさ。そして「ちょっと素敵」とわくわくできる街コロニア。きっともう一度、訪れることでしょう。