JICA海外協力隊の世界日記

サーミヤコーチのスーダン滞在日記

ラマダーン(断食)月に突入!

ラマダーンカリーム!(ラマダーンおめでとう)

現在イスラム世界はラマダーン(イスラム暦の9月)真っ只中。

今年は5月16日〜6月14日の30日間です。

イスラム教徒「ムスリム」はこの1ヶ月間、

日の出から日没まで断食をはじめとする、

禁欲を義務付けられており、

タバコなども口にしません。

(年配者、妊婦、病人、子ども、旅行者は免除、

もしくは後日別日程で断食を行います。)

私たち日本人とっては苦行のように思えますが、

断食の目的は

・精神的鍛錬、自身の信仰心を清める

・食べ物があることへの感謝と貧しい人々への理解

・同じ状況を共有することによる家族やコミュニティとの一体感を得る

ことにあるといい、

礼拝をしたり、普段会えない親戚で集まってご飯を食べたり、

イメージ的には日本のお正月のようなもの。

イスラム教徒にとってはかならずしも厳しいだけものではないようです。

1日の断食が明けると、まずは水を飲み、デーツ(ナツメヤシの実)を食べます。

続いて、スーダンではニシャと呼ばれる小麦粉、水などで作られた飲み物を飲みます。

(↑写真、飲みかけですみません…)

20180605_02.jpg

続いて、食事です。

ラマダーン時期だけにに食べることのできるメニューもあります。

軽く食事が終わると、ムスリムはマグリブ(日没)の礼拝をします。

飲み物はドリンクバー、のみほうだいです!

20180605_03.JPG

この1日の断食明けの食事は「イフタール」と呼ばれ、

朝食扱いになります。

この時間帯に道を歩くと、

路上でござを広げてみんなで食事しており、

「一緒に食べていきなよ〜」と誘ってくれることも。

このあと、12時ごろと、夜明け前の3時ごろ(スフール)に食事をとります。

日中飲食できない代わりに、

日没後にみんなでワイワイたくさん食べるので、

断食をしていても痩せるということはなく、

逆に太ってしまう人もいるほど。

私はラマダーン1日目にチャレンジしてみましたが、

すさまじい喉の乾きに、たった1日で心が折れてしまいました。

日中40度を超える炎天下で、断食をしながら、

スーパーフレンドリーになるスーダン人。

もう、尊敬の念しかありません。

今回も読んでいただいてありがとうございました。

次回は活動先③について投稿します。

また見に来てくださいね!

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