2016/08/26 Fri
活動
スタート地点に立った
こんにちはー。ちからです。
わたしが普段いるホイアン博物館は、今も準備中の展示室がある、未完成の博物館です。
一つ一つの展示室がとても短いスパンで準備されています。
そして、以前来館者を対象に行ったアンケート調査では、展示内容がよくわからないという回答も。
そこで、ある一つの展示室の現状を調査して、先日、その調査結果を報告させていただきました。
さらにその現状に至っている原因についても。
これまで1年間、同僚たちの仕事の仕方を見てきて、全ての展示業務に共通している点も報告させていただきました。
視点を少し変えてみませんか?
仕事の仕方を少し変えてみませんか?
展示のテーマをもう少し明確にしませんか?
と。
結果、同僚たちと共に、
視点を変えて展示改善を行うようにと
上からお達しが下りました。
今回このような結果に至れたのは、他部署にも理解者がいたからです。
他部署にも、うちの部署の仕事の在り方が、自分の業務に影響する方がいたり、これまでわたしと展示の話をしたり、遺跡見学に一緒に行った方がいたり。
他部署の方々が、事前にわたしの報告内容に意見をくれ、ベトナム語をチェックしてくれ、報告会にも参加して、発表内容を理解してくれ、補足説明までしてくれたのが、大きかったのではと。
同僚たちには常に口頭で伝えてもなかなか伝わらないことが、第三者(他部署や配属先のボス)も交えて同僚たちと質疑応答してもらう中で、わたしが言いたいことが普段より同僚たちに伝わったのでは、と思います。
後日、
同僚たちと展示室を見ながら、現状について意見交換。
言語的に自分が置いてけぼりをくうことを恐れ、事前に同僚たちへの質問票を用意しましたが、想定以上に、私の意見に耳を傾けてくれました。
そして、彼らに質問をする中で、彼らが何を見せたいのか、何を重要に思っているのかが見えてきて、とりあえず展示室全体のテーマを再確認することができました。
やっとスタート地点に立てたようです。
焦らず、少しずつ、淡々と、ちょっと期待して。
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