JICA海外協力隊の世界日記

青森県庁林業職員の元気もりもり『森×森』活動記!!

【生活】ロギングキャンプ②

<ごあいさつ>
 Pule vetu!(地域言語で「I'm going home! ~お家に帰ります~」)
 今回はロギングキャンプの生活~その2~を紹介します。

<簡素な住居>
 ロギングキャンプの多くは、1~2年程度の一定期間滞在するだけで、一か所の業務が終わると、また別なロギングの現場へと移住することを繰り返しています。したがって、「引っ越しが容易な住居」の体裁が多く、比較的簡素な住宅が見受けられます。
 日本で言うところの「プレハブ住居」などに近いですね。引っ越しの際には、建物を壊すことなく、クレーンなどで釣り上げて船に乗せて、次の現場まで移動させるそうです。
 キッチンのシンク(流し台)はなんと…「ドラム缶!!」。縦に分割したドラム缶の半分を利用しています。たくさんのガソリンを使うロギングカンパニーならではの光景ですね。

<食べ物>
 ロギングキャンプの周辺には、街やコミュニティーなどの人が集まる地域がほとんどありません。森林伐採がメインのエリアですので、農地なども多くないのです。
 したがって、食事の中心は日持ちのする「缶詰め」と「お米」が多いようです。ソロモン諸島を代表する缶詰「ソルツナ(ツナ缶)」のほか、「ランチョンミート(豚肉等)」などが見受けられます。
 また、ロギング作業の合間で、ちょっと沖合に船を出して釣りをしている光景も目にします。人里離れた山林の眼下に広がる海にはたくさんの魚がいて、釣り放題!!!食事には焼き魚、揚げ魚が並んでいます。

<住居と薪と>
 住居は一戸建ての形式だったり、長屋形式のものもあります。食事の際に栄養源となる鶏をたくさん飼育していることから、ロギングキャンプにいると四六時中「コケコッコー」と鶏の鳴き声が聞こえてきて大変うるさいです。
 ロギング作業中に発生した丸太の切れ端や、ドンコロ(伐根部分)などの製品として輸出できない木質部分については、少し乾燥させたのちに「薪」として利用しています。
 輸出する製品も木材、住居も木材、食事の際にも薪としての木材、などなど、ロギングキャンプでは日々「木」に囲まれて生活しています。

<写真の説明>
【写真①】ドラム缶で作られたキッチンシンク
【写真②】食事の一コマ(釣った魚とランチョンミートとお米と)
【写真③】長屋形式の住居と切れ端の木材(薪として利用)

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ