JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

27.一日「小学校教育」体験‼

こんにちは。青少年活動隊員,遠藤浩之です。

今回は,先日見学させていただいたジブチ市の小学校での活動をお伝えします。

前回紹介した,岩田隊員の活動先です。

見学した授業は小学校1年生と2年生の算数の授業。

ちょうど教育実習生が授業を行っているところでした。

私は最初教室のうしろから見学をしていたのですが,明らかに授業について行けていない子たちがちらほらと。

すかさず声を掛けてしまいました。

入学して間もない1年生はまだ1~10までの数字を使って学習していました。

【黒板に書かれた問題】

Djibouti(ジブチ)という単語にはいくつのアルファベットがあるか?

答え→8

決して難しくはない問題です。

ノートにDjiboutiと書くことがまずは難しいようでした。

それもそのはずです。小学校に入学して初めて,フランス語,つまりアルファベットを学習しているのですから。

もう一つの公用語アラビア語の授業もあるので,余計難しいことでしょう。

すべてを関連させて指導している様子が見られました。

ときどき今の時間は「フランス語」なのか「算数」なのか分からなくなるほどでした。

生徒が黒板やそれぞれが持っているミニ黒板に答えを書いたり,積極的に発表したりするなどの光景がありました。

先生自身も様々な教具を用いて,子どもたちが視覚的に理解しやすいように工夫して授業されていました。

驚いたのは,授業にグループ活動を取り入れていたことです。

机がグループ形態にしてあり,それぞれのグループに小黒板を配りグループで考えた答えを書いて発表させるという活動を行っていました。

日本の私の勤務校でもホワイトボードなどを使って同じような活動を行っていました。

ジブチの学校でも同じことを行っていることを知り,驚きました。

しかし,グループ内の役割分担ができておらず,十分に話合いをせずに答えが分かった人が答えを書いているといった様子でした。

また,ジブチの学校の先生方は教室の掲示物にすごく力を入れていました。

どこの教室も華やかに,そしていろんな知識をすぐに確認できるようにアルファベットや単語,数字などが掲示されていました。

さて,休み時間です。

教室を出て中庭に出ると新しい日本人が珍しかったのか,子どもたちが駆け寄り大騒ぎ‼

元気いっぱいの子どもたち。

けが人も出そうなほどの大渋滞。すかさず先生方が制止してくれました。

ジブチ市内の小学校の授業や子どもたちの様子を知ることができたことは私にとって大きな収穫でした。

活動に行き詰ったとき,他の隊員の頑張る姿を見たり,普段関わることのない現地人と関わることでいろんな刺激をもらえます。

また,自分の活動を頑張ろうと思いました。

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