JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

37.ドッジボールを知らない子どもたち

こんにちは。遠藤浩之です。

今回は活動先でドッジボールを導入してみたというお話です。

日本ではドッジボールというスポーツは有名かと思います。

人生のうちに何度かはやったことはあるのではないでしょうか?

しかしここジブチではドッジボールがほとんど知られていません。

スポーツと言えば,圧倒的にサッカーが大人気です。

街中至る所で青少年はサッカーをしています。

(もちろん,バスケットゴールなどがあればバスケットボールもしますが。)

CDC(地域開発センター)でも子どもたちはサッカーをしていることが多いです。

そこで先日,新しいアクティビティの紹介ということで,まだ活動したことのないジブチ市内の他CDCにお邪魔し,ドッジボールを導入してきました。

CDCシャカムッサ。

日本の援助で建てられた中学校「フクザワ中学校」のお隣にあるCDCです。

まずはルール説明。

小学生や学校に行っていない子どもたちはフランス語を十分には理解できません。

ソマリ語しか分からない子どもも多くいます。

限られた語彙のソマリ語を使いながら,地面に図を描いて説明しました。

伝えることの難しさをひしひしと感じます。

やっとなんとなくルールを理解してくれたようです。

ゲームスタートです。

そこそこに楽しんではいましたが,サッカーの影響かやはり足を使いたくなってしまうようです。

新しいものを受け入れるということがあまり好きではないのでしょうか。

すでにいくつかのCDCでドッジボールを導入していますが,なかなか定着に至っていないのが現状です。

配属先としては新しいアクティビティが増えることはうれしいことのようです。

しかし,実際に行う子どもたちが求めていることと,大人が子どもにやらせたいこと,あるいは学ばせたいことには少なからず不一致が見られます。

様々な視点で物事を考えますが,うまく合致するというのは稀です。

しかし,あきらめずに追求していきたいと思います。

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