JICA海外協力隊の世界日記

世界一暑い国の空から…

56. ラマダン(断食月)の終わり。

こんにちは。遠藤浩之です。

ラマダン月が明け,街中はいつもの雰囲気に戻りました。

お店も日中から開いているし,バスの本数も戻った気がします。

ラマダン明けの「イード・ル・フィトル」と呼ばれるお祭りには残念ながら参加できませんでした。

(隊員はラマダン明けの数日,安全確保のため外出自粛及び禁止となっていました。)

同僚の話によると,ラマダン明けの翌日の朝は街のモスクにいつも以上の大勢の人が集まり,盛大にお祈りをするそうです。

また,ラマダン明けの2日間はイードの祝日となります。

ラマダン明けを祝って,親戚一同が集まってごはんを食べるのが一般的のようです。

さらに,このイードに向けて,お父さんお母さんは子どもに新しいお洋服を買ってあげるそうです。

たしかに,ラマダンの終わりが近づくにつれて,おもちゃ屋さんが増えたり,子ども服店が繁盛していたりしました。

一方で,ラマダン中,イスラム教の人がごはんを日中食べなかったせいか,営業難に陥っているレストランもありました。

私が知っている限りで3件のお店がラマダン月中に潰れてしまいました。

レストランによっては従業員数を減らすという話も聞いたことがあります。

さて,私の活動先CDC(地域開発センター)では,子どもたちに向けてラマダン明けのイベントが行われていたようです。

外出禁止の日だったため私は参加できず,同僚から写真をいただきました。(1枚目と2枚目の写真)

みんなかなり楽しそうです。

また,イードの祝日にはご近所さんに食べ物や料理を交換する慣習があるようです。

同僚が私の家の近くまでガレットとヨーグルトを届けてくれました。

私も家にあった食料と飲み物でお返しをしました。

ラマダンは明けましたが,今月末はジブチの独立記念日があります。

昨年,独立記念日の翌日にジブチに到着した私たちの隊次。

街中至る所にジブチ国旗があったのを記憶しています。

きっと盛大に何かするのでしょう。

まだ見ぬジブチの様子が気になります。

と同時に「もう一年かぁ…。」と時の流れの速さを感じています。

まずは間近に迫った中間報告会に向けて,そして2年目突入に向けて活動頑張ります。

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