JICA海外協力隊の世界日記

南米サッカーコーチの滞在日記

短期・長期ボランティアの両方を経験して感じたこと

こんにちは。
2018年度1次隊、ボリビア派遣(職種:サッカー)の遠藤です。

第12回目となる世界日記は、短期ボランティアも長期ボランティアも両方経験してみて感じたことを書いていきます。

2月から3月の初めまで、福岡大学との大学連携事業に関わっていました。
ぼくの世界日記を読んでくれているひとたちはすでにご存知だと思いますが、彼らにもこの世界日記にて、ここボリビアで感じたことや思ったことを書いてもらっていました。
今回はこの短期ボランティア事業に「長期ボランティア」という立場から関わっていたことになります。
しかしぼくも2年前、2017年2月〜3月に「短期ボランティア」としてこの大学連携短期ボランティア事業に関わった経験があるんですよ。

つまり、“大学連携短期ボランティア”という1つの事業に対して、「短期ボランティア」「長期ボランティア」という、2つの立場から関わったことになります。
2年前が短期ボランティアで、今年が長期ボランティア。

その中で感じたことは、同じ事業でも関わる立場が違えば「考えること」「見える視点」が変わるということ。

ぼくが短期ボランティアとしてボリビアにきた2年前は、とにかく「活動すること」がメインでした。
まぁ当たり前といえば当たり前なんですけどね。
サッカークラブで指導するメニューを考えて実際に指導して、うまくいったことや逆に改善点なんかを考えてまた次の練習メニューを考えて...。
学校での体育の授業でやる内容も考えたり。
とにかく活動して、いい部分や改善点を洗い出して、また次に活かす、というサイクルで1ヶ月過ごしました。

でも長期ボランティアとして関わった今回は、短期ボランティアの活動内容をすべて自分で考えたんです。
平日から休日まで、短期ボランティアがどんな活動をするのかを全部決める。
ボリビアは標高が高いので、活動を詰め込み過ぎても身体にかなり負担がかかってしまうし、でも活動が少な過ぎても面白くない。
いろんなことを考慮して活動日程を組みました。
そして短期ボランティアがサッカーの指導をするときなどは通訳もして。
短期ボランティアのときはやらなかったようなことを、長期ボランティアとしてたくさんやったんです。

立場が変われば、考えることも視点も変わる。
だからこそ、これからもいろんな立場を経験していきたいなと思うんです。
せっかくだからいろんな考え方や視点を持ちたいので。

“短期ボランティア”という1つの事業でも、関わる立場によってたくさんの違いがある。
短期ボランティアと長期ボランティアでも違いがあるし、調整員さんの立場からだったらまた違った視点になるでしょうし、次長や所長だったらまたさらに違う視点になる。

いろんな立場を経験することで、自分が一回り成長できるなと実感しました。

これからも、生きていく中でできるだけたくさんの立場を経験したい。
そうすることでいろんな視点を手に入れられると思うので。

改めて、今回の短期ボランティア事業に長期ボランティアとして関われて本当によかったなと思います。
来年の同じ時期にも短期ボランティアがくるので、また頑張ります。

それでは今回はこの辺で。
Chao!!

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