榎本良弘のガーナ滞在日記(榎本隊員は帰国しました。)

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榎本 良弘
(千葉県)

ボランティア/職種
シニア海外ボランティア
電気・電子機器
派遣国
アフリカ
ガーナ ボルタ州ホ
一言メッセージ
今回が2回目のガーナでのボランティア活動。出来ることは何でもやるをモットーに日々取り組んでいます。

 

Yellow カードの話

2016.09.29

生活

8月に私の家内がガーナに遊びに来てくれました。 彼女は2度目のガーナ訪問です。最初の訪問は約20年前に私のガーナ人の友達の結婚式に参加するためのものでした。その時に黄熱病の予防注射を行いました。写真はその時の証明書です。黄熱病の予防接種の有効期間は10年となっていましたので、妻は、日本出発前に予防接種を受けに7月12日に検疫所に行きました。

ところが、WHOからの勧告により、なんと7月11日より有効期間が一生に変わりました。添付資料(ホームページ http://www.forth.go.jp/news/2016/06210854.htmlより抜粋)を参照ください。 ということで、妻は予防接種をする必要がないとの検疫所での結論から、今回は予防接種をせずにガーナに向かいました。その際、再三担当の方に問題ないですね?と確認したとのこと。担当の方からは、「問題ないはずです」とのことでした。

さて、8月某日彼女がガーナの首都アクラにあるコトカ・インターナショナル・エアポートにやってきました。入国審査を行う前に、Yellowカードの確認があり、ここで彼女は捕まってしまったそうです。約10分間その場で留め置かれ、いろいろ質問、説明されたとのことですが、本人は英語を話さないので、なにを言われたのか分からなかったそうです。それでも無事に入国してきましたので、この問題は解決したと思っていました。(実は、なかなかArrivalの出口から出てこないのでちょっと心配をしておりました) あっという間に12日間が過ぎ、彼女が日本に帰国する日が来ました。3時間前に空港につき、チェックインを済ませ、出発約2時間前に彼女を出国口まで見送り、私は空港を離れました。

ここからは後日妻から聞いた話です。実は妻は私と別れた後、出国審査の前で黄熱病予防接種を受けていないということで、出国を止められてしまいました。担当者から予防接種を受けるようにと指示された(と理解したようです)のこと。でもどこに行っていいかも分からなかったので、チェックインのところに戻り、そこにいた空港係員にたどたどしいい英語とジェスチャーで何とか意思を疎通し、この係員の人に付き添ってもらい、空港内にある診療所(?)に行き、黄熱病の予防接種を受けたそうです。それから、急いで出国手続きを行い、搭乗ゲートについたのが、搭乗締め切り5分前だったとの事。他に、ほんのちょっとの間違いがあったら、彼女は飛行機に乗り遅れているところでした。 もし、乗り遅れたとしたら、私ともコンタクトの仕方もわからず、途方に暮れたであろうと思うと冷や汗ものでした。

WHOが出した勧告は、日本や先進国ではすぐに浸透するのでしょうが、やっぱり途上国では浸透するまでに時間がかかるということが分かりました。逆に言うと、すぐに情報が浸透するようであれば、すでに途上国ではないのでしょう。 日本の常識はやっぱりガーナではなかなか通用しないということを再確認した次第です。