JICA海外協力隊の世界日記

榎本良弘のガーナ滞在日記

二回目のガーナ派遣(2)

Ben氏が日本に来た1993年。その後、1997年に私と家内で、彼の結婚式出席のためガーナに来ました。ところが、結婚式は半年後に延期。どうして?と思いましたが、結婚式がなかった分、Ben氏や彼の奥さん(Agiさん)、ご両親ともお話をする機会を得ることができ、かえって良かったと思いました。この時、Agiさんと10年に一度はガーナに訪ねてくると約束をしました。2006年には、私一人ですが、再びガーナを訪れました。今度は、Agiさんから10年に一度は長すぎるので、5年に一度位が良いといわれました。

5年に一度という約束は守れませんでしたが、今回二度目のボランティアとしてガーナに赴任してきました。写真は、今回赴任してすぐにBen氏を訪ねた時のものです。(左がBen氏、中が私、右がカペラ氏) 

彼は、今St.Paul Technical Schoolの校長先生となっています。28年前にあった時から、努力の人でしたが、その成果が実った形です。私もとてもうれしく思っています。

Ben氏とのつながりは28年間となります。一回目の活動を終了して日本に帰国したころは手紙で、2005年ごろからはe-mailで連絡を取り合っています。長く交際を続けることはなかなか難しいものですが、今後もこの交際を大切にしたいと考えています。

写真はカペラ氏の若き時の写真です。彼は、このときすでに自動車工学の先生でした。現在は自動車工学科の学科長(Head Of Department)になっているそうです。 やっぱり28年前は私も彼らも若かったんですね。

最後に大切な人を紹介します。私が、赴任していたときにSt.Paul Technical Schoolの校長先生であったスプレー神父です。(写真の中央)彼が、Ben氏の人柄を見込んでBen氏が卒業後も学校に残れるように取り計らったそうです。現在は80代とのことですが、とてもそうは見えません。去年の暮れに、母国であるドイツに戻られました。Ben氏は、課題にぶつかった時には必ず彼のもとにアドバイスを聞きに行ったとのこと。

Ben氏は今50代に入ったばかり。ちょうど私がSt.Paul Technical Schoolに赴任していた頃のスプレー神父と同じ年齢です。これからは、彼が若い人を見出し育てる番です。私も何かお手伝いが出来れば思っています。

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