2017/09/30 Sat
活動
公共事業の難しさ
私の配属先は、市役所のインフラ課です。
自分に専門知識が無いために頻度は高くありませんが、公共工事の下見調査に同行することがあります。
今回は、上掲の道を道路にする工事の現場に行きました。
雨が降れば通行不可能になる砂の曲がりくねった道を、人と自動車が通行し易い道路にするためには、
家や畑、個人所有のマンゴーの木等を倒さなければなりません。
しかし、政府や自治体には補償するためのお金がありません。
議論はまとまらず、結論は出ませんでした。
村人個人からすれば、貧しい生活の中で、公共のために自分が犠牲になることはできない。
同僚(政府側)は、病院への唯一の道であり、また海まで続くこの道を整備すれば、漁も盛んなこの村全体としては収入向上が見込めるため、
村人が目前のお金欲しさにわがままを言っていると感じている。
村全体、引いてはナカラの発展のためには、個人は犠牲になるべきか。
私も同僚たちと一緒に、どうすべきか考えていきたいと思います。
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