JICA海外協力隊の世界日記

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日本人移民の"足跡"

アルカージ日本語学校では、昨年度から「移民者インタヴュー」というイベントを定期的に開催しています。移民1世のおじいちゃん、おばあちゃんたちにそれぞれの歴史を話してもらうというものです。

これまでは1世の方々にお話ししてもらってきましたが、今月は協力してくれる方が見つからず...

急遽、日系2世である校長先生にインタビューすることになりました。

私は毎回、日本語でのインタビュアーを担当させてもらっています。1世の方々は質問に日本語で答えますが、話が全て日本語では理解できない生徒が多いので、別の先生が私たちのやり取りをポルトガル語に訳す、という流れで行っています。

(写真②)移民者の方々の語りは貴重な記録。しっかり保存するため、ビデオカメラも回しています!

校長先生自身は、子どもの頃から一度も日本語学校に通ったことはなく、夕食後の1時間、家で毎晩おじいちゃんに日本語を習っていたそうです。

そして今回のインタビューでは、私自身が先生に聞いてみたかったことも聞くことができました。

―30年もの間「日本語の先生」を続けてこられたモチベーションの根幹は?

校長先生の答えはとてもシンプルでした。

―子どもが可愛いから。

教師をやっていく厳しさにいつもぶつかっている私からすると、この一言をこんなにもあっさりと、純粋に言ってしまえる先生はすごいなぁとつくづく思いました。

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