JICA海外協力隊の世界日記

黒海中継 by チーム・ギレスン

「特産」から「名産」に チャモルック・インゲン豆

こんにちは、チーム・ギレスンの岩佐です。

まず、最初に前回投稿の訂正させていただきます。

トルコ版大河ドラマは、『キョセム』をシュレイマン大帝と愛妾・ロクセラーナと書きましたが、

アハメッド1世とその妃・キョセムのお話です。大変失礼いたしました。

さて本題。

今回は私のお仕事の一部を紹介させてもらいます。

私の職種は[農産物加工]ですが、加工する農産物は収穫期にしか無いので、それ以外の時期はトルコ各地でのんびり観光を楽しんで...

と言うわけではございません。

農産物直売店での活動、アンケートや聞き取り調査をおこない気がついた点の改善提案をしたり、仕事に関する日本での資料の提供など、まぁ何でもやらせてもらっています。

活動先のひとつである山間の市・チャモルックの中心部では、全ての食料品店を対象に特産物であり我々グループ活動のひとつである乾燥インゲン豆に関する聞き取り調査を行いました。

と言ってもお店はほんの数軒ですが。

そのインゲン豆、

豊かな自然に囲まれた山間の町で作られ勿論無農薬、味もおいしく調理時間が短いのが特徴で、地産認証申請支援も我々の活動のひとつなんです。申請に当たって『マーク』が必要となる為、私たちでいくつかのデザイン案を作り、地元の人にどのデザインが良いかアンケート。また、説明の時間が充分に取れる時は、その場でデザイン案を考えるアクティビティもしました。

予めこちらが準備したマークの枠、背景、インゲン豆のパーツの絵を組み合わせ、良いと思うマークを作ってもらうと言うもので、思った以上に皆さん真剣に取り組んでくれました。

これらの活動は提案につながる情報を集められるだけでなく、地元の人達に我々の活動を知ってもらうと共に、私に取ってもトルコの人達の生活や習慣を知る上でも非常に貴重な時間でもあるんです。

さて、インゲン豆の申請結果がわかるのは数年後。

チャモルックインゲン豆がギレスンの特産品からトルコの名産品となり、皆と考えたマークに日本でバッタリと出会える日が来る事を今から楽しみにしています。

チーム・ギレスン 岩佐尚子

写真1:暖かくなりにぎわって来た町の目抜き通り

写真2:高台から町を一望

写真3:インゲン豆のマーク案選び(里見SV提供)

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