JICA海外協力隊の世界日記

黒海中継 by チーム・ギレスン

断食月スタート!

チーム・ギレスンのSV 児玉です。

トルコのラマザン(断食月)がスタートしました。人口の99%がイスラム教徒のトルコではラマザンは重要な月です。今年は6月6日から7月4日までの間、日の出から日没まで多くの人々が断食し、飲み物も一切断ちます。

我々SVチーム・ギレスンの配属先、食糧農業・畜産局の職員殆どが断食を行っており、職員専用食堂や事務所近辺の食堂もラマザン中は休業です。

そんな中、仏教徒の私はもちろん断食しませんので自宅からお弁当を持参し、事務所では断食中の職員に配慮して彼らの目に付かないよう静かにひっそりと食べております。

なんだか悲壮感漂うお話しに聞こえますが実際はそうでもないのです。トルコ人同僚に話を聞くと、「断食中は確かにお腹が空くけど、精神が浄化されて気分が良くなるし、健康にも良い」とか。そして日没後にとる夕食がとっても楽しみなのだとか。

ラマザン中の夕食はイフタールといって栄養価の高いものをたっぷり食べます。イフタールは家族や親戚と一緒にいただくのですが、友人宅に招かれたり、友人たちと一緒にレストランに行ってイフタール・メニューをいただいたりします。

レストランではイフタール・メニューを店頭に掲げて一斉に宣伝中です。

上の写真のイフタール・メニューは。。。。。

1. パトリジャン・ケバブ (ナスとひき肉の煮込み)

2. イジリ・キョフテ (ミニ・ハンバーグのフライ)

3. クイマル・マントゥ (挽肉入りミニ餃子の煮込み)

4. エゾゲリン・チョルバ (レンズ豆のピリ辛スープ)

5. ピリンジ・ピラフ (白米のピラフ)

6. サラダ

7. お水又は紅茶

料金は一人 25TL、約1,000円です。

ところで、日の出時間と日没時間は毎日少しずつ変わりますが、そんな時はラマザン・カレンダーで時間をチェックすれば大丈夫! (写真:上)

日の出前にとる朝食と、その他のお祈り時間、そして夕食・イフタールの時間が一目瞭然の便利なカレンダーは地元のケーキ屋さんやスーパーマーケットで配布中です。

チーム・ギレスン 児玉実香

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