JICA海外協力隊の世界日記

微笑みの国から

中小企業経営者NEA再訪

12月始めの金曜日、日本で町工場を経営する代表取締役の女性がNEAを再訪しました。今回は、JICAの支援を受けるための基礎調査-「カンボジア国実践的工業基礎技術の習得を目的とした人材育成事業にかかる基礎調査」-として、町工場が伝承してきたアナログ技術をカンボジアの若者たちに技術移転ができるか、その可能性と有効性を調査する目的で来ています。NEAを訪問する前に、プノンペンにある職業訓練校や経済特区の日系企業を訪ね、協力関係の構築を行っていたそうです。まだ、基礎調査の段階であるので、具体的に何をどのように実行できるのかが明確にされているわけではありません。ただ、自分たちで技術訓練学校を立ち上げ、技術を身につけた訓練生が、起業したり、企業に就職したり、すでに日本では捨てられつつある町工場のアナログ技術をカンボジアに伝え、定着することで、製造業が求める人材を養成したいという強い思いがあります。

NEAのジョブセンター長、ペアレック氏と面談し、技術者養成校を立ち上げる構想を話し、NEAとして何ができるかを話し合いました。NEAはジョブマッチングが本来の業務活動で、直接的にどのような協力ができるのか今の段階では分からない、しかし、訓練校が立ち上がった段階で、生徒募集のお知らせは、NEAのソーシャルメディアを使ってできます、とペアレック氏が答えました。また、卒業生が仕事を見つけたいのであれば、就職企業の紹介はできます、と答えました。

まだ、具体的な内容のプロジェクトではないので、それ以上の話し合いはできませんでした。とりあえず、顔合わせということで面談は終わりました。

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