私,ジブチほっとけんし!!

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幅野 由樹子
(広島県)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
保健師
派遣国
アフリカ
ジブチ
一言メッセージ
世界一暑い国ジブチの地方都市ディキルで保健師として活動中。過酷な環境で貧しくもたくましく生きるお母さんや子どもたちの健康のため出来る限りのことをやっていきたいと思います。

 

ジブチの冠婚葬祭 【結婚式編】

2018.03.28

文化

Bonjour!!フランス語でこんにちは。
 JICAボランティアのはばのです。先日,同僚の結婚式に出席しました。日本とは何もかもが違う結婚式に驚きの連続でしたので,ジブチの結婚式について紹介したいと思います。

<事の始まり…>
 歯科医師の同僚が結婚式に招待してくれました。しかし,日本のように招待状があるわけでもなく,「結婚式当日に電話するね。」と言われただけ。場所も時間も分からない私は,結婚式当日の同僚からの電話を待っていました。お昼になっても電話が来ず…忘れられているのかもと思い,同僚に電話してみました。すると,「22時に迎えに行くね。」と同僚から言われ。「えっ!?22時?」聞き間違えかと思い聞き返しました。やはり22時だと!!

 日本だと22時って二次会が終わるくらいの時間じゃ…本当に結婚式がそんな時間からあるのか…と内心不安に(>_<)22時に同僚の友達が迎えに来てくれるというので,普段来ているブブ(ジブチで女性たちが来ている服)よりちょっと綺麗目なブブに着替えて迎えを待っていました。22時半になっても連絡が来ず…ここはアフリカ,ジブチなので時間通りに来るはずがないと思い…もう少し待ってみようと。すると,23時頃に連絡が…

 今,近くにいるが場所が分からないと。なので急いで目印となる場所まで走っていくことに。そこには,同僚の友人2人が車で迎えに来てくれていました。

<結婚式の会場にて…>

 結婚式の会場に着くと,綺麗にとてもゴージャスに着飾った女性たちが!!すごく濃いメイクに,着ているブブもとても豪華。私はこんなブブで良いのかと…ちょっと萎縮してしまいました。しかも,慌てて家を出たのでビーチサンダルのまま行ってしまい…どうしようかと(; ・`д・´)みんなヒールを履いており,しまった!!と思ったのですが,ここはジブチ。おおらかなジブチ人達。誰一人として私のビーチサンダルを気にする人はいませんでした(笑)。また,驚いたことに会場にいるのは全て女性のみ!!男性の姿は見かけませんでした。これはイスラム教であるジブチでは,伝統的な結婚式をする場合は男女別々に参列者を招待して結婚式を数日に分けてやるみたいです。

 日本のようにご祝儀など何か持っていかないといけないのか不安だったのですが,みんな何も持って来ていない様子。会場に入ると結婚式場の係り員の人が席へ案内してくれました。日本人というか外国人は私一人,あとは見ず知らずのジブチ人女性たちというなんともアウェイな雰囲気の中(・_・;)結婚式が始まるのを待つことに。しかし待てど,結婚式が始まる気配が無く,まだ参列者もちらほら式場に入っており,気が付くと深夜0時に。

<深夜0時過ぎて…>

 もう日付が変わった頃,新郎新婦の親族らしき人達がプレゼントを抱えて式場に入ってきました。やっと式が始まるかと思いきや,新郎新婦は登場せず…20~30分後にようやく新郎新婦が入場。特に司会者がいるわけでもなく,音楽がずっと流れ続け,参列者で新郎新婦を囲うように列をつくり,新郎新婦を歓迎。その後も新郎新婦の紹介や馴れ初めなど特に何もなく,ひたすら音楽に合わせてみんなで踊る踊る♪途中,席に料理が運ばれてきましたが,料理といってもパンや鶏肉などちょっとした軽食のみ。私がいたテーブルには最後まで飲み物は来ず…さすがジブチっぽいなと笑。

<午前3時になり…>

 ひたすら踊り続けるという結婚式の中,午前2時過ぎ頃からちらほらと帰り始める参列者たちが。式の途中で帰るなんて日本ではまず考えられませんが,新郎新婦に何かを言うわけでもなくあっさりと帰っていく人々…。そんなこんなしているうちに午前3時前には,新婦が自分の母親と新郎の母親にハグをしにいき,その後両家の親族が列をなし,踊りながらプレゼントを交換し合う儀式のようなものが。

 さすがに午前3時になりそろそろ式のクライマックスだと思い,まだ新郎新婦や親族たちは踊っていたのですが…時間も時間なので同じテーブルにいたジブチ人と一緒にタクシーに乗って帰りました。

 あの後,何時くらいまで式が続いたのか分かりませんが,なかなか体力のいるジブチの結婚式でした!!しかし,とびっきりの異文化を体験した貴重な時間となりました♪

 

 この写真は同僚である新婦が席に呼んでくれて一緒に撮りました(^^♪ 私が着ている服がブブと言われるジブチ人女性たちが来ている服です。ちなみに普段来ているブブは500ジブチフラン(約300円)のブブなのですが,このブブは結婚式に出るため新調した2000ジブチフラン(約1200円)のちょっと高級なブブです。肩にかけているストールは,ジブチ人女性たちが髪を隠すためにまとっているシャーレと言われる布で,ジブチ人の友人からプレゼントしてもらったものを羽織っていきました。

 新婦である同僚は結婚式の後,そのまま1カ月間の休暇に入ってしまい本人には聞けていないのですが。後日,なぜ結婚式が深夜から始まるのか,何人かのジブチ人に聞いたのですが誰も理由は分からず。ジブチの結婚式はいつも深夜から始まるとのこと。これも世界一暑いと言われるジブチだから,少しでも涼しくなる深夜にやるのかもしれないですね。

 

 今回はこのへんで。

幅野由樹子