JICA海外協力隊の世界日記

コロンビア 新発見!

住所の表し方 カジェとカレラ

 日本では〇〇町1丁目2-3のように住所を表わすのが一般的ですが、コロンビアではカジェ(Calle)とカレラ(Carrera)で表します。西和辞典ではカジェは一番目に「通り」、カレラは7,8番目に「道」の意味が出てきます。

首都のボゴタも私の住むソガモソも東側に山があり、山に向かっている東西の道がカジェ、カジェと交わる南北の道がカレラと呼ばれています。最初の写真はソガモソのある家の壁に貼られている表示板です。この家は一つのブロックの角に位置していますが、右側が東西の通りに面し、左側が南北の通りに面しています。住所を表すときは、玄関の面している通りを先に呼ぶので、この家の玄関が写真の右にあればカジェ10カレラ14と言いますし、玄関が左にあればカレラ14カジェ10と表します。この家は玄関がカレラ14に面しているのでカレラ14カジェ10となります。

また一つのブロックにいくつも家がありますので、カジェ、カレラの後に数字がついています。この数字はブロックの角からの距離を表していて、写真の家はカジェ12に面していてカレラ13の角から72mの家というようにそれぞれの家が識別されます。

人口800万人といわれるボゴタでは市の居住地域は南北に拡大しており、今では北はカジェ240を超えているそうです。

 以上は市街地の住所の表し方ですが、私の勤務する訓練センターは山の中で、道は一本だけなのでカジェもカレラもありません。そのため住所は集落名と市街地からの距離で表され、Kilómetro 7 Vereda Morcá Sogamoso, Boyacá(ボジャカ県ソガモソ市から7kmのモルカ地区)のようになります。何となくのどかな感じがしませんか。

以上、今回はコロンビアの住所表記についてのご紹介でした。

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