JICA海外協力隊の世界日記

特派員はやじいのバヌアツ通信

移植サンゴのモニタリング調査

ポートビラの街より2-3 km南東方向に行った所(ラペタシ)に(日本の約95億の円借款による)多目的の国際埠頭を建設する浚渫・埋立工事が昨年の8月より始まりましたが(写真1)、その工事の進行に伴って、前浜に自生しているサンゴを他の場所に移す必要性が生じ、環境局の指導の下、バヌアツ水産局により昨年末に一部のサンゴがイリリキ島周辺水域に移植されました。

移植後のサンゴの生育具合を調べようと、その第一回目のモニタリング調査が5月25日に行われましたのでそれに同行させてもらいました。シュノーケリングによるモニタリング調査(写真2)は、環境アセスメント会社の調査員、水産局の職員及び筆者の共同で、昨年のサイクロン“パム”の打撃から立ち直ってリゾートが再オープンされたイリリキ島を一周するような形で行われました。

GPSで位置を確認し、サンゴの生育地点にドランジットのロープを巡らし、移植サンゴの生育状態を写真に納めて廻ったのであるが、概して移植サンゴは順調に生育しているように思われた(写真3)。 但し、晴天であったにもかかわらず水の透明度は思ったより高くなく、ポートビラ湾にはジワジワと汚染が進行しているらしいことが懸念された。

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