JICA海外協力隊の世界日記

コーヒーの国 グアテマラから

学校でのペットボトル回収

みなさん、こんにちは。

今日は、ゴミの分別の実践活動を紹介します。

10月13日に学校でペットボトルを回収し、翌14日に回収業者のところへ運びました。

私の住む市であるサンマテオ市は、ゴミの分別回収はありません。ゴミの収集システムはあります。週に3回、市内を3つの地域に分けて回収しています。各家庭につき、週に1度、ゴミ収集車がゴミを回収しに来ます。ちなみに、サンマテオ市は非常に小さい市(人口9千人程度)なので、ゴミ処理施設などはありません。
ケツァルテナンゴ県の県庁所在地であるケツァルテナンゴ市のゴミ処理場にトラックごと持っていきます。これまでに全くサンマテオ市のゴミ処理事情を紹介できていなかったので、少し説明しました。(ゴミ処理事情どころか、どんな市なのかすら紹介できていないような気がしますが、追々紹介していきますね。)

ケツァルテナンゴ県ケツァルテナンゴ市には、4つのリサイクル会社があるといわれています。今回は、その中の一つである ECO RECICLA COLOMBIAにペットボトルを引き取ってもらうことにしました。

なぜペットボトルにしたかというと、グアテマラのペットボトルは日本と違ってとにかく大きくかさばります。また、日本のようにつぶしやすくもなっていません。ゴミ袋にペットボトルが入っているだけで、ゴミ袋の容量がすぐいっぱいになってしまいます。家族が多いので、2Lでは足りず、2.5L、3Lが標準のサイズです。

生徒たちにも最もなじみがあり、わかりやすいから、という理由でペットボトルにしました。

もうすでに10月に入っていたこともあり、今回は1校、Colegio Intervidaだけで行いました。 (グアテマラの学校は、1月中旬から10月中旬までです。)

Colegio Intervidaは、サンマテオ市にある幼稚園から中学校まである私立の学校です。 私のホームステイ先の次男もこの学校に通っています。

8月に小学校、中学校に通う全生徒にゴミの授業をしに行き、なにか実践的なアクティビティができないかなと思っていました。9月の末に校長先生にペットボトル回収の旨を伝え、そこから約2週間の間、生徒たちが協力して学校にペットボトルを持ってきて集めてくれました。

数えてみたところ、ペットボトル大(2.5L~3.0L)57個、ペットボトル小(1.5L以下)84個、計141個が集まりました。

写真は、今回のペットボトル回収について先生や、生徒たちにインタビューしているところです。 一緒に市役所のテレビ局にも来てもらい、撮影してもらいました。

学校での回収を終えた翌日、リサイクル会社に持っていきました。

写真は、市役所のテレビ局に、私のカウンターパート(左奥)とリサイクル会社の方(右奥)のインタビューを撮影してもらっているところです。

10月14日の夜、学校での回収風景、生徒たちへのインタビュー、リサイクル会社へ運んだ様子がまとめられてテレビで放送されました。ローカルな局なので、サンマテオ市内のテレビがある家しか見れませんが、一つの活動の形として紹介することができたかと思います。

市役所のテレビ局が協力してくれたことで、1校だけの取り組みでしたが、少しでも多くの市民にペットボトル回収の活動を紹介することができました。

今回のペットボトル回収の活動に関して、課題点・問題点はたくさんあります。

正直、課題点・問題点だらけです。

あれこれ言い出したら本当にきりがありません。

が、まずはこれまでになかった分別回収をした、という事実を大切にしたいと思います。

来年はもう少し規模を拡大して行いたいです。

カウンターパートは、来年は市内の全学校で定期的に行いたいと張り切っています。

実践してみて、市役所森林課として見えてきたこと、次年度に生かしていく予定です。

次回は、ほかの課とのコラボレーションの取り組みを紹介できたらと思います。

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