ケニア滞在記

RSS

樋口 耕平
新潟県

タイプ/職種
青年海外協力隊
青少年活動
派遣国
アフリカ
ケニア キスムカウンティ・セメサブカウンティ
一言メッセージ
愛知県の高校で7年間勤めた後、協力隊に参加しました。協力隊は人生の目標の1つで、とてもありがたい毎日です。

 

ケニアの小学校

2019.01.14

活動

ケニアでは、学校の新年度は1月からです。

はじめの数日はバタバタしていましたが、だいぶ落ち着いた日常が戻ってきました。
さて、今日はケニアの小学校について紹介します。
私の配属先は、以前の投稿にもある通り”更生学校”ですが、子ども達が普段地元の小学校に通学している関係で、私も小学校でいくつか授業を担当しています。
本校では、1限は8時20分にはじまります。
で、授業時間は、驚きのたった35分!短い!
これはイギリス植民地時代に、イギリスの教育システムをそのまま取り入れたことに由来しているようです。
日本で50分授業を毎日していた身としては、本当に短く、はじめは授業の構成を組み立てるのに苦労しました。
で、この35分授業が1日8コマあるので、1週間トータルの学習時間は日本とほとんど変わらないかなあと思います。
学校の1日の流れに関しては、おそらくケニア全土で統一されていると思います。
が、学習環境に関しては、やはり都会と田舎ではかなり格差があるようです。
首都ナイロビの裕福なエリアでは、小学校の学習環境は日本のそれと大きく変わらないといいます。
しかし、私がいるのは田舎の農村。子どもたちの学習環境はなかなかです。
まず、教科書がない。
いや、厳密に言うとあるんですが、クラスに3冊あればいい方です、
しかも、全ページ揃っている教科書がほとんどありません。
「全ページ揃っていない」の意味がわからないかと思いますが、要は現存する教科書のほとんどがボロボロで破損が激しいのです。
それでも、はじめは有る教科書をなんとか活用しようと試みましたが、写真のようなカオス状態になってしまったので、教科書の使用は早々に諦めました。

というわけで、いまは黒板を使いながら生徒と問答を繰り返す授業形式で落ち着いています。
同僚の先生達も黒板を多用することで、ある資源を最大限に活用しながら授業を行っています。
しかしながら、この黒板もクセモノでして、ご覧の通りガッサガサで穴ぼこだらけです。

無数のブラックホールを上手に交わしながら、計画的に板書するのにも結構慣れが必要なんです。
私の本来の配属先が更生学校である以上、小学校の学習環境改善のために私が協力できることは限られていますが、このような田舎の学校の現状を肌で感じられることは、私にとって非常に有意義な経験でもあります。
今年度も一生懸命授業をやりながら、子ども達の学力向上に努めつつ、ケニアの教育事情に関する理解を深めたいです