人類みなアミーゴダイアリー in BRASIL

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廣瀬 拓哉
(大阪府)

タイプ/職種
日系社会青年ボランティア
野球
派遣国
中南米
ブラジル サンパウロ州 インダイアツーバ市
一言メッセージ
人が温かい大阪から,これまた人情に厚いブラジルへ! 『将来に活きるTEAMをつくる』をモットーに,野球の指導を通し,国と国・人と人が繋がる活動を目指します。

 

日本遠征をより楽しむために~夢を叶えるまでの話⑤~ さわやかNo,43

2019.03.06

TEAM 人 教育 文化 日本遠征 活動


【日本語の授業がスタート!!】

このチームの最後の大会が行われたのは1111日(この最後の大会については,No,32・No,33をご覧ください。)
その最後の大会を終えた翌週から,日本語の授業を始めました。

目的は,日本に着いてから1つでも知っている言葉が多ければ多いほど,子どもたちの日本遠征がより楽しくなるだろうという想いから。

自分の名前をカタカナで書くところからスタートし,あいうえお順や挨拶,数字の読み方,時計の読み方等々。

『さぁ日本語の授業始めよか~!』と言った時に,嫌々な雰囲気でやらされてる感を出しながら,取り組まれるのは避けたいな~と思っていたのですが,いざやってみると,その心配は全くなし。
子どもたちも乗り気になって,日本語の勉強をスタートしてくれました。

この授業のために用意したのは,ダイソーで買った,ファイルとシール。
主に授業はワークシートを作って進めていこうと考えていたので,それを保管するためのファイルが必要となりました。

シールはご褒美用。
強制では無い課題を用意し,やればやるだけシールがもらえるという仕組み。
努力が目に見える形にするため導入しました。



ピンクのファイルに,カタカナで自分の名前を書いていく子どもたち。
これが彼らにとって,日本語に触れる初めての瞬間。
自分がポルトガル語を勉強し始めた時の感覚を思い出しました。

授業の配分は,2時間練習の中の30分を使うことを目安に。

2人組やグループを作りながら,お互いに「わからん,わからん!」って言い合える環境を作り,「こういうことちゃん!」という,課題を数人の力で解決しながら覚えていくという方法でやっていくことにしました。

今回の日本語の授業をしていく中で,中心に据えたのが,日本での遠征中に出会うであろう,言葉や習慣を主に充実させること。
難しい表現等は全部捨てて,コミュニケーションを取る上で,大事になるようなことを伝えることに重きを置きました。


【言語習得で将来の可能性が広がる】

そんな彼らにとって,一番はじめの強敵は,『数字の読み方』。


最終目標は,100まで日本語で言えること。

10の後は,ルールに乗っ取ったらいいだけ!難しく考えずにある法則を見つけよう!』と言ってはみるけど,簡単ではない話。
「さんじゅうし,じゅうさんごえ?え?なんやっけ」とこんがらがって,訳が分からなくなり,頭をかく子どもが続出。

「あ〜日本語むずいーー!!!」と言いながら,ワイワイガヤガヤ。




保護者の方に日系人の方がいらっしゃるので,その方にも協力してもらいながら,授業を進めていきました。


久しぶりに,机の上で行う授業。
分からないものを理解した時の子どもの表情をみるのが,やっぱり面白い。

シチュエーション別の会話の練習でも,役を決めて「お家でお見送りをするお母さん役」と「出掛ける子どもの役」の演劇風に“いってらっしゃい”と“行ってきます”の練習をした時も面白かった。


これから4ヶ月の間にどれだけ上手になるのか。
子どもの意欲を引き出しながら,少しでも役に立てるような授業をしていくことができればと思います。

まぁ,日本遠征に役に立つかどうかは別として,外国の言語に触れることはとても大事だと,自分の経験から感じます。

いくら下手くそでも,理解がイマイチでも,相手が母国語を知ってくれていると,何か嬉しい気持ちになるし,そこには必ず笑顔が生まれます。

その笑顔の心地よさから,新しい言語の習得に意欲を持つようになれば,将来の選択肢は必ず増えるもの。

そんな,彼らの可能性を広げるためにも,この時間が有益になれば大変嬉しく思います。

☆階段の段差を玄関に見立てたやりとりの様子

《続く》

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☆今回のブログでは,日本遠征実施に到るまでの出来事を,時間を遡って書いています。
時間の錯誤にご注意ください!!☆