JICA海外協力隊の世界日記

ジャマイカ×水泳×パラリンピック

プールの環境教育

高い物を買って長く使うか、安い物を買って回していくか。

いつもは前者で、気に入ったものは高くても長く使うタイプ。

しかし、今回は2年間の制限があるので、どうしても高い買い物は気が引けてしまう。

こんにちは、携帯落として一発目で故障しました、本間です。

かれこれ20回以上は落としている4年前の携帯はなんの異常もなしで動いているというのに…

高い物が良いのか、日本製だから良いのか。

とにかく信頼できるものって大事です。

今回は活動の話題を少し。

当初からプールにコースロープがなかったので、どうにかできないかと思って半年以上何かないか考えて思いついたのが発砲スチロール。

ってことで、その辺探し回った結果…

…ジャマイカには発砲スチロールがない!

いや、あることにはあるようなのですが、家電の一部に保護として少し使われているとかそんな程度で、全然手に入らず。

途方に暮れてペットボトルの水飲みながらプールでボーっとしていたらふと思いついた。

ペットボトルは、水が入りきった状態で蓋も閉めたら沈むだろうけど、少しでも空間があったら浮くのか?

水の救助等でもその浮力は大活躍のペットボトルだが、ふたを閉めた状態で一定の空気が確保されてるからこそ、その状態が保てると思っていた。

コースロープを作るとなると、それらを繋げるために穴を開けなければならず、わざわざ浮力を無くす行為をすることになる。

だからしばらく敬遠していたのだが、物は試しでとりあえず穴を開けてみた。

この時、ペットボトルの種類によっては底が非常に固いので、滑って指など切らないようにしましょう。誰かみたいに…泣

そうすると、面白いことにペットボトルにも少し個体差があるようであり、そして大体の物は空気が多少あれば浮く、もしくはゆっくり沈むかもぐらいの範囲の浮力で、ロープをある程度張ってあれば浮きそうという事が分かった。

実際にロープを調達、不恰好だがとにかくそのまま繋げてみたら結構安定して浮けて、波も多少抑えることができた。

こんなに簡単なこと、なんでもっと早くやらなかったのかと悔やまれる。

ペットボトルは1.5Lサイズで統一しているが、500mlボトルよりも表面積が大きいから波の抵抗を抑えやすい等、特徴があるかもしれないので、色々と確かめていきたいところ。

ペットボトルはジャマイカでも手に入りやすい。

そして、「ゴミ」としてその辺にたくさんあるようなもの。

環境教育に関わる隊員も多く、まだまだ解決すべき環境問題は山積みのジャマイカにとって、ペットボトルの再使用は少しはエコな活動ができているかなと思う。

正規のコースロープに比べたら耐久性もなくていまいちなのはしょうがないところだが、携帯と違ってコストもかからないし、手にも入りやすいし。

やっぱり環境教育って大事。

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