JICA海外協力隊の世界日記

ゆったり、笑顔で、オブリガード!

ブラジルにあふれている、愛情!忘れてかけている大切なもの...

ブラジルでの子供の誕生会は手が込んでいます!もちろん家庭の事情があるので様々ですが、そこに友だちだけでなく、保護者も参加します。うちのクラブでもよくやるのが、練習後にみんなで集まって、好きなデザインのケーキ(例えば、野球、ヒーローもの等)を囲んでハッピーバースディ!親の手作りから、業者に頼んで豪華なケーキなど、みんなで祝います。私もやってもらいました!ブラジルでは、誕生日の人がケーキを切る時に下から上に切るんですよ。

さて、一番盛大だったのが、場所を貸し切っての誕生会。しかも、そこは誕生会などの専用の場所。吹き抜けになっていて、二階部分には、ゲームセンターのようにいろいろなゲームが置いてあり、したい放題!すごいですよね。子どもたちは大騒ぎ。こっそりと料金を聞くと、日本円で25万円ほど。もちろん誕生日を迎えた子の親がやります。入り口には、小さなころからの写真のタペストリーが。みんな笑顔で祝って、本人も照れ顔で、いい雰囲気の誕生会でした。

 どうですか、みなさん。やりすぎですか?私は、ブラジルでは子供が怒らないから大変だと聞いていたので、着任時に、最初はその通りと思いました。しかし、そんな簡単に決めつけることではないことに気づきました。そして、徐々にブラジル人の愛情の深さを感じていきました。とにかく、どの親も全てに共通しているのは、根底にある無条件の「愛情」です。何か事が起きたら、親は、すぐ止めさせたり、怒るのではなく、様子を見ているという方法を取ることもあり、試行錯誤がみられます。しかし、何度も怒っても、子供が大変でも、親がいつも見守り、関わっています。これは、クラブの中だけでなく、日常生活の街中でもよく見かけます。最近は、ブラジル人の子供や家族への愛に心地よく思います。愛情があるからこそ、長い目で、時間をかけて育てていく事ができると。全てどう捉えるかは自分次第ですが、私は、この愛情がブラジルという国の「元気の源」であると確信しています。日本も愛にあふれた国になればいいですね。

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