JICA海外協力隊の世界日記

マーシャルのゴミから見える世界

その6:ゴミの量を比べてみると

 この国の世界最先端(と個人的に考えている)お弁当箱です。日本のように色々な種類があるわけでなく、これ以外には紙製のお弁当箱しかありません。

#01 世界最先端のお弁当箱?

 では何が最先端というと、材質が「コーンスターチ」(トウモロコシ澱粉)だということです。いわゆる生分解性プラスチックの弁当箱です。地中に埋めておくと時間経過と共に微生物により分解されて土になるというものです。

 現在、世界中では不法投棄されたプラスチックが海洋汚染の原因にもなっているということで、対策にみんながこれから取り組もうとしている段階です。その対策の一つとしてプラスチックの使用量削減が挙げられています。

 マーシャルは平均標高が2m弱しかないため、地球温暖化による海面上昇の影響を真っ先に受けることに対する危機感を国民が共有しています。一方、次項で示すように一人当たりのゴミ量が多いことから、国の法律で2016年から食品用使い捨てプラスチックの使用禁止を定めており、上記の生分解性弁当箱が普及しているということです。

#02 一人当たりのゴミ量を比較してみると

 ゴミ質については前々号(その4)で日本との比較をしました。では、ゴミ量はどうか?一人一日あたりのゴミ排出量を近隣オセアニア諸国および日本と比較してみました。

 これによると、マーシャル(Majuro都市部)がオセアニア諸国中で一番多く、さらに日本のゴミ量と同程度のレベルとなっています。なお、この値は各国の平均値でなく、あくまでも測定した都市の値ということに注意が必要です。何れにしても、ほとんどすべてのものを輸入に頼っているMajuroの人々が大量消費、大量廃棄の生活をしているという状況です。

 そこで、この国では地球環境にも配慮して、上に示した食品用使い捨てプラスチックの使用禁止、3R (Reduce/Reuse/Recycle)や地球環境等の環境教育、そして次々回報告予定のCDL(飲料容器デポジット制度)など数々の先進的な取り組みを行っています。

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