JICA海外協力隊の世界日記

亜細亜と欧羅巴の十字路(クロスロード)で

犠牲祭(その1)

国民のほとんどがイスラム教を信仰しているトルコでは

犠牲祭も盛大に行います。今年は9月12日が犠牲祭でした。

預言者イブラヒムは信仰の証に自分の息子を神に捧げようとしました。

神(アッラー)はイブラヒムの信仰を目の当たりにして、

息子の代わりに捧げるようにと、彼に羊を与えました。

それが犠牲祭の始まりとされています。

犠牲祭で捧げられた羊や牛の肉はお祝に集まった客と分かち合い

貧しい人々にも分け与えれます。

都市部では、自宅の庭などで動物を捧げるお祝が出来ない事が多く

上の写真のように一ヶ所でまとめて執り行います。

この日は100頭以上の牛が犠牲になっていました。

オレンジの服を着た方々は殆どがボランティアだそうです。

牛を神にささげる時には、毎回(一頭ずつ)お祈りをします。

その後、男性3~4名であっという間に!!

牛は全く苦しまず犠牲になっていきました。

その後は、流れ作業で手早く解体されていきます。

ボランティアの方々はお礼として牛の皮や頭をいただけるそうです。

自分の牛が犠牲になって肉になるまで全てをここで行ってくれます。

約1時間後、牛は部位別に分けられて牛の買主に届きます。

トルコでは12日から15日までが国民の休日でした。

家族や親戚が故郷に集まって、皆で一緒にお祝いをします。

日本のお盆やお正月のようで、国民は大移動します。

そのお祝いの様子は、次回にお伝えいたします。

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