JICA海外協力隊の世界日記

アラブとアフリカの狭間スーダン カッサラの日々

30円バス

私たちの交通手段は主にバスです。


たまにどこかの温泉や幼稚園の送迎車のような、漢字が書かれたままの古い日本のバスも見かけます。


韓国語や中国語も見かけます。


20~30人ほど乗れるバスで、乗車賃は1.5SDG(約30円くらい)です。


右側の青い車はタクシーで、20~30SDG(400~500円くらい)で乗せてくれます。

荷台をひいているロバもたくさんいて、車と同じ道路を普通に走っています。


ロバや馬の糞はそこらじゅうにたくさん落ちていて、踏まないように気をつけて歩いています。

バス停にはたくさんのバスが並んでいて、乗車賃を集める人が行き先を告げながら乗客を集めています。


乗りたいバスがどこにあるかわからなくても、あっちだ、こっちだと教えてくれます。


降りる時には指をパチンとならせばどこでも停めてくれます。


私は指パッチンが鳴らないのでフリだけしますが、周りの乗客がこの人降りるよ、と助けてくれます。


後ろの方に座っている人が乗車賃を払うときには前の人に手渡していきます。


途中でくすねる人は見たことがありません。


クーラーはないので、窓を開けて熱風を浴びます。


細かい砂も舞っているので、家に帰って顔を洗うと砂でザラザラしていたり、シャワーを浴びると砂がどんどん出てきます。


日本では使わないようなボロボロのバスでもスーダンでは元気に走っています。

同僚とバスに乗ると、バス代を払ってくれます。

自分で払おうとすると全力で拒否され、あなた達はお客さんだから、ともうすぐ二年になるのに払わせてくれません。

見栄なのかプライドなのか、スーダン人の「おもてなし」っぷりはバスの中でもよく見られます。

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