JICA海外協力隊の世界日記

サーイドゲッタン(幸せたくさん)を目指して

願いのリレー

日が上り日が沈む。

それが1日というものだ。当たり前ではあるのだけれど。

ある島で、

日の出と日の入りを同じ日に見て感じた。

毎日在るものではあるのだが、

綺麗で、そして愛おしいものだった。

一緒に見ていた仲間が。

「こうやって沈んでいる時、どこかで日が昇るんですよねえ。」

はっとした。まさにその通りだ。

谷川俊太郎の『朝のリレー』の世界だ。

朝というバトンをつなぐリレー。

もうすぐ自分の協力隊生活も終わる。

でもエジプトの教育が終わるわけではないし、

日本式の学校が閉じるわけでもない。

専門家さんや、今いる隊員、これから来る隊員たちの

アプローチが続いていく。

自分が描いて、実現させようとした願い、思いは、

形を変えながらかもしれないが、きっと繋がっていく。

このリレーの中で立派な走者になれたのかはわからないものの、

もう繋ぐ時間が迫ってきた。

遠い月日が流れた先に、

このリレーの今を見ることができますように。

「願いのリレー」「思いのリレー」でいい。

協力隊活動はきっとそれなんだ。

繋がっていくものだ。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ