JICA海外協力隊の世界日記

エチオピアから宇宙を目指すのはおかしいことか

学校について②時間割

今回は活動先の学校の1日の流れを紹介します。

朝、生徒たちが登校してきてフラッグセレモニーで1日のスタートです。

全校生徒800人が校庭に並び、国歌を歌いながら国旗を掲揚します。

これに遅刻してくると先生たちにホースや木の枝で叩かれます。

体罰が当たり前のエチオピア…

しかし当たり前のように生徒は毎日遅刻してきます。

叩かれてもけろっとしてますし、むしろ笑いながら叩かれる生徒も

います。

私も一度ホースで叩いてもらいましたが、かなり痛かったです。

生徒は強い…そしてやはり体罰は効果がないんだなと感じます。

フラッグセレモニーが終わるとクラス毎に教室へ移動して、

授業が始まります。

1時間目  8:30~ 9:15

2時間目  9:15~10:00

3時間目 10:00~10:45

     休憩 15分

4時間目 11:00~11:45

5時間目 11:45~12:30

   昼休み 1時間30分

6時間目 14:00~14:45

7時間目 14:45~15:30

という時間割で進みます。地方の学校は生徒数が多いので午前と午後に

分かれるなど、学校によって少し時間は変わりますが、首都の学校は大体上記の時間割が一般的です。

授業が昼からもあるので、生徒はお弁当を持ってきます。

あとエチオピアの人々は音楽が好きなので、休憩時間には大きなスピーカーを使って爆音でエチオピア音楽が鳴り響きます。DJも生徒が担当しています。

日本でいえばお昼の校内放送みたいなものでしょうか。

時間の区切りはチャイムではなくてウゥ~!とサイレンが響きます。

ですが授業の間に休憩時間がないこともあり、始まる時間や終わる時間は先生のさじ加減によるところが多いです。

先生がきたらスタート、帰ったら終わり。

ときどき授業が延びて勝手に2時間したり、

ときには先生が来なかったり…

先生はかなり自由にやってます。

しかしそのルーズさが生徒の遅刻にもつながってるのではと思ってしまいます。

ただ休憩前の授業では、ちょっとでも時間が延びようものなら生徒がものすごくそわそわし出します。

昼休みにはサッカーをしたり、長いロープを跳んでまたぐ遊びをしたり、
宿題をしたり喧嘩したりとみんな思い思いに過ごしています。

文化や風習など色々違うことはありますが、学んでいる姿や遊ぶ姿は何も変わらないなぁと日々感じます。

みんな元気です。

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