JICA海外協力隊の世界日記

エチオピアから宇宙を目指すのはおかしいことか

80以上の民族が暮らすエチオピア

サラムノウ!

久しぶりの投稿です。

というのもエチオピアで非常事態宣言が出されて、

固定回線やホテル以外のネット通信が止められるという状況が

2か月くらい続きました。

去年から民族間のいさかいが顕著になり、

各地でデモなどが頻繁に起こり

SNSなどを通して集会を募ることを防ぐために政府が規制したと

いわれています。

先月からネットが安定してきたので、今回一気にどどどと投稿します。

にしても政府が大がかりにネット規制を行うなんて

このご時世にあるものなんですね。びっくりです。

さて、民族の話が出たので

今回はエチオピアの独特な人々について紹介します。

エチオピアには80以上の民族が住んでいて

場所によって会える人々の様子もかなり異なってきます。

まずは1つ目の写真の世界的にも有名なムルシ族

去年の夏に南部諸民族州を旅行したときに会いに行きました。

見てわかるように唇を切ってお皿を入れています。

ガイドさんから聞いた話では、

元々他民族にさらわれないように、

わざと醜くするために行ったのが始まりのようです。

さらに驚いたのが、何年もかけて穴を大きくすると思いきや

わずか数週間で穴を広げると言っていました。

日本でいえば夏休み中にピアスを開けるような感覚で、

新学期にムルシ族のようになれるというわけです。

続いては、これまた南部諸民族州からハマル族

お洒落ですよね。とてもお洒落です。

ハマル族は、

男性は腰布を巻いて装飾にビーズ

女性は髪の毛を赤土で固めて革を着用しています。

ビーズとTシャツの色を合わせたりして、

トータルコーディネートもばっちりです。

若者からおじいさんまでファッションセンス抜群なので

是非見ていただきたい!

最後はハラールという地方の人々です。

ハラールジュゴルという城壁に囲まれた地区は世界遺産にも

登録されていて、街並みも趣があって素敵です。

壁はパステルカラーに塗られ、道が細くてどこまでも路地裏が続いているように思えます。

この地方はムスリムの人が多く、女性は体と頭に布を巻いていますが

その布が派手なんです。

色も派手で柄も派手、でもそれをうまく着こなしています。

派手な街に派手な人々、その中にいるだけで楽しくなってきます。

このようにエチオピアは場所や民族によって色々な顔を持っています。

文化が違うのでわかり合うのは難しいところもあると思いますが、

お互いに心から尊重しあって豊かな国を作っていって欲しいと願います。

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