JICA海外協力隊の世界日記

全身サモア

サモアの文化祭

サモアでは、今週から最後の学期となるターム4が始まりました。一個前、ターム3で行われることが恒例?となっているのが、日本でいうところの文化祭にあたるCulture Dayです。今回は、9月20日に首都近くのファガリィ・プライマリー・スクールで行われたカルチャー・ディの様子をご紹介したいと思います。

9時に始まると聞いてやって来たら、まず全校生徒が校庭で伝統料理のデモンストレーションをしていました。作っていたのは、魚の石蒸し料理であるバイ・スー。

伝統料理の用意が一通りできあがったあとの10時ごろから、カルチャー・ディの本編はスタート。あいにくの雨でしたが、テントの中でパフォーマンスが繰り広げられていきます。全校生徒縦割りの赤・黄・緑・青に分かれたチームが、伝統料理、カヴァ・セレモニー(ウェルカム・セレモニー)、神話等のドラマ、踊りの完成度で競い合っていきます。審査員は、スクール・インスペクターなど役職についている方々でした。

小学生といえども、内容は結構本格的。みんな、振られた役割を堂々とこなしていっていました。特に感動したのは、まだ10歳そこそこの生徒たちが、必死にウェルカム・セレモニーで決められているセリフと返礼を覚え、演じていた姿。時にはカンニングペーパーが登場したり、次のセリフを教え合ったりと微笑ましいシーンもありましたが、こうやってみんな大人になったときには儀礼ができるようになっていくのねぇ、とサモア文化の教育システムを実感することができました。

この学校には、小学校教育の隊員が派遣されており、私も博物館のワークショップをさせてもらったり、博物館に見学に来てもらったりしています。そんな彼女が、ダンス部門で練習したタウポウ(村のハイチーフの娘の役)のダンスを披露しました!!練習していない曲を振られても、その場で踊る!すごい対応力。ファンドレイジングのダンスでは、しっかりと彼女の肌にお札を貼り付けて来たのでした。笑

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