キリバス marurung(元気)日記

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嶋谷 南/中山 未来
(山口県/長野県)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
助産師/看護師
派遣国
大洋州
キリバス 南タラワ地区
一言メッセージ
青い空の下、限られた資源の中、小さな島国キリバスでたくましく生きる2人の医療隊員の日記です。生活の様子や活動の様子など紹介します。

 

Podiatristって知っていますか?

2018.10.13

活動

みなさん、Mauri!

中山です。

タイトルの通り、みなさんはPodiatristという専門職をご存知でしょうか?

分類的には医療職になりますが、日本でも知っている人は多くないかと思います。

かくいう私も、キリバスに来て初めて知りました。

ちょうど前回、糖尿病性足病変とキリバスの文化について記事を書いたので

今回はこのPodiatristとキリバスのフットケアについて紹介したいと思います。

○Podiatristとは…

ポダイアトリスト:

足の専門医。

足の裏、足指、爪などのトラブルを専門とする医師。

(現代カタカナ語辞書:旺文社)

辞書にはこのように書かれています。

そう、Podiatristとは足の専門医なんです。

しかし、日本にはこの専門職はなく、資格も取得出来ません。

北米、もしくはオセアニアの大学で学び、国家資格を取得している人が多いようです。

詳しくは日本ポダイアトリック協会を参照してください。

日本には無い資格なので、日本では対象となる患者さんに対して

整形外科医、形成外科医、看護師、理学療法士などがチームとなって対応している場合が多いかと思います。

○フットケアとは

日本で言うところのフットケアと言うと

足浴をしたり、爪のケア、足の皮膚のケアがメインかと思います。

予防的フットケアがメインとなります。

ターミナル期に安楽を求めて行うケースも多いかと思います。

私はキリバスに来る前は、日本で行われているフットケアの対象が糖尿病患者になるだけだと思っていました。

しかし、キリバスのフットケアは全然違いました。

創傷部の感染組織・壊死組織の除去し、適切なドレッシング材を選ぶ。

時にはその人にとって最適な靴にするために、クッション材を靴に使用し、除圧を行います。

これがキリバスのフットケアです。

治療的フットケアがメインで、Podiatristの分野になります。

○キリバスのフットケア

糖尿病のため、30秒に1回、世界のどこかで足が失われているといいます。

キリバスでは年間100人以上が下肢切断に至ります。

Podiatristという職種もキリバスにはありません。

しかしありがたいことに、私の配属先の糖尿病クリニックには、3ヶ月に1回、オーストラリアからPodiatristが来てフットケアの指導を行ってくれています。

サムネイルにもなっている写真のように、一緒に治療を行います。

キリバスに来てから、日本との医療の違いに驚くばかり。

特にフットケアに関しては、同僚看護師と一緒に学び、成長していく毎日です。