JICA海外協力隊の世界日記

ガーナよりAntire!(こんにちは!)

保健ワークショップ

少し前の話ですが。

保健系の隊員(保健師、助産師、栄養士など)が集まり、
タマレより北へ30分のサベルグの中学校で母子保健のワークショップを実施。

先輩隊員を中心に、
胎児の成長の様子、妊娠中の栄養について話をし、
8kgの妊婦体験ジャケットを用いた妊婦体験やロールプレイを行いました。
そして最後は日本文化の紹介も。

参加者は中学2年生、約140人。
校庭の大きな木の下に長いすを並べ、みんな仲良く譲り合って座ります。
座れない生徒は立って参加。
これってガーナではふつうの光景です。

みんな、一生懸命参加してくれました。
わたしは最初のアイスブレイクを担当しましたが、反応もよく、楽しんでる様子。
その後の話も熱心に聞いてくれました。
お腹の子供の成長を絵で見せると、食い入るように見てくれました。

そして、ロールプレイも盛り上がりました。
事前に2組の男女ペアに台本をわたし、練習しておいてもらいました。
内容は・・・
妊娠中の妻に、いろいろな仕事を押し付け何もしない夫。
妻は献身的に働くが妊娠中ということもあり、とってもきつそうな毎日。
ある朝ふたりが目覚めると、ふたりの体が入れ替わっていて…夫のおなかに赤ちゃんがっ!
お腹が重く思うように動けない夫。疲れやすく貧血気味の体で家事にトライする夫。
こんなに大変な思いをしていたのか!と気付いた夫は、
妻にいままでの自分の態度を謝り、そして妻のはたらきに感謝する。
・・・というハッピーエンド。

男の子のリアルな演技にみんな爆笑。
2組ともとってもいい演技をしてくれました。

↓重いお腹を支えてやっと立ち上がった夫。

すべてのプログラムが終わって、感想をきくと、
・夫婦で協力することが大事
・女性をもっと尊重すべき
・お互い尊敬しあうべき
など、いっぱい発表してくれました。 

学校の先生方も協力的で、ガーナでは珍しくほぼ時間通りに行うことができ、
びっくりするくらいスムースでした。

子供たちが大人になったときも、今日学んだことを少しでも覚えていてくれたらうれしいですね。

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