ガーナよりAntire!(こんにちは!)

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桐野 智美
(鹿児島県)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
栄養士
派遣国
アフリカ
ガーナ ノーザン州タマレ市
一言メッセージ
灼熱の国で子供の笑顔のために活動中。私の見たガーナをお届けします。ガーナってチョコレートの国じゃないんですよ!

 

ガーナの学校給食調査

2017.12.19

活動

去年、活動の一環で細々とやっていた学校給食調査。

学校を訪問し、校長先生、食材の調達担当者、調理人さんらに直接インタビューをして情報を集めます。そして学校給食の栄養価分析や衛生面の現状をまとめ、報告してきました。

栄養が足りている学校給食は少なく、衛生面も問題点が多い…。何かしら対策を立てなければいけない状況でした。

そして今年、なんとスケールアップして北部3州で学校給食調査を行うことになりました。
私の住むノーザン州、そしてさらに北部のアッパーイースト州とアッパーウエスト州。
大規模調査をした後、最終的に国レベルで報告の場を設けるため、ステークホルダー(本プロジェクトの関係機関)の人たちも一緒に調査をすることに。

2週間かけて調査した学校は合計61校。

調査後の分析、考察、まとめ、プレゼン準備、報告書作成を調査メンバーと協力して進めました。

学校給食の栄養状況、衛生面について学校毎に差はあるものの大きな問題点はだいたい同じ。

給食の量が少ない。たんぱく質、ビタミン、ミネラルが少ない。食材の保存状況が悪い。そして、先生たちのマネジメントやパフォーマンスにもいくつか問題が見られました。

それらをまとめ、先日12月5日にアクラで報告のための会議を開催。

保健省や教育省などの政府機関、国際NGO、日本大使館、JICAなど幅広く関係者をご招待。

現状を報告し、それを元に今後の具体的な改善策をグループに分かれて議論しました。

グループディスカッションでは、
調査地域のある郡役所のリーダーが調査直後の州レベルでの会議で現状を知り、自分の郡の各学校に井戸を設置するために動き出していることや、給食の時間を12時から10時に変更したこと(ガーナでは朝ごはんを食べていない子供も多いので10時が推奨されている)など、すでに改善を具体的に進めているという嬉しい報告もありました。

去年から続けてきた学校給食の現状調査の結果を大きく発表でき、一区切りつきました。
今後は、WFPだけでなく関係者皆で学校給食の改善を図っていくことになるでしょう。

私の任期が終わっても、子供たちの将来のためにぜひ根気強く改善を続けていってほしいと心から願っています。