2017/11/23 Thu
文化
愛の詰まったシアバター
ガーナ北部にはシアの木がたくさん!
伝統的に村の女性たちがシアの実からオイルを抽出してシアバターを作ります。
いつ始まったのかわかりませんが、奴隷貿易時代にも使われていたという記事を読んだことがあります。
食用、燃料、薬としても使用されてきた歴史があるようです。
現在は、日本などの先進国でも化粧品として人気のシアバター。
乾燥した土地で、乾燥に負けずに育ったシアの木から取れるオイルは保湿力に優れている。なんて謳われています。
シアバターの化粧品といえば、思いつく有名なブランドもいくつかありますよね。
わたしの住む地域にもシアバター工房がいっぱい。
マンゴーの木の下で、シアバターを手作業で作る女性たちの姿をよくみかけます。
彼女たちから直接購入すれば、混ぜものなしの天然シアバターが手に入ります。
食用にしてもいいのですが、わたしはボディオイルとして使用しています。
乾燥のひどい時期には、シアバターが欠かせません。なめらかにすーっと肌に馴染みます。
「ドライシーズンはシアバターを塗らなきゃ肌が荒れちゃうの。」なんていうガーナ人も多いのです。地元民に愛されていますね。
さらに、貧困対策として、シアバター産業支援を通した女性たちの社会的、経済的エンパワメントも注目されています。
ガーナ北部はいまだ貧困が大きな問題ですが、地元にある資源を有効利用して女性たちが少しでも豊かな生活が送れるようになればいいなと思います。
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