JICA海外協力隊の世界日記

コンピュータと絵本

小学校で昔話の劇を披露2

 日本語クラブの学生の一人が卒業した小学校に、モザンビークの昔話の劇を見せに行きました。例によって子供たちは大興奮。この時、劇を見せるのは4回目だったのですが、学生達は毎回、演技に熱が入って、やるたびにだんだん、劇団みたいになってきました。劇が終わったら、登場キャラクターの中で、だれが一番好きか、子供たちに聞いていました。

 今回は、絵本のコピーを人数分用意していたので、最後に一人一人に配りました。そうしたら、子供たちはみんな、絵本の絵に見入って、お話を読もうとしていました。あんなに大騒ぎだったのに、しばらく、しーんとして、だれも立ち上がらず、みんなが絵本に夢中になっているようでした。

 子供たちの幸せそうな笑顔を見て、私も学生達もとても幸せな気分になりました。だから、学生達はすっかりやみつきだと思います。私が帰国しても、きっとこの活動を続けてくれると思います。

 日本語クラブの学生達と、最後のお別れをした時は、本当に名残惜しくて、胸がいっぱいになりました。インターネットで連絡は取れますが、会えなくなるのは寂しくて仕方ないです。彼らの元気な笑顔のおかげで、私は2年間、苦しい時もがんばってこれたのです。彼らが今後、どんな大人に育っていくか、ずっと見守りたいと思います。

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