JICA海外協力隊の世界日記

速達!ホンジュラス

SYUJI 『習字』

これまでにも幾つか「日本文化グッズ」を日本にいる友達から送って貰ってきました。もう間もなく授業も終わり(ホンジュラスの公立小中高校は毎年2月始まり、11月中に授業が終わります)私も日本へ帰る日が近づいてきています。

今までに中学1年生へ茶道、風呂敷、浴衣着付け、お箸、日本語、折紙、新聞折紙等の日本文化紹介をしてきて、最後の最後の締めは『習字』です。ずっと教えてみたかった、体験させたかった日本文化の1つ!を、今日は綴ります。

時折、授業観察ノートに日本語でメモや授業アイデアを綴っていると、ノートをのぞき込む生徒が「何て書いてあるの?」と質問してきます。このやりとりが面白い!彼らにとって日本語は暗号なのかな?私もスペイン語を勉強するまではちんぷんかんぷんで、今でも知らない単語が出てくると頭を悩まされます。

さて、私が居ることで少し「ニホンゴ」に興味を持ってくれる生徒や先生達ですが、彼らの名前を平仮名で書いてみるのは、少し大変です。というのも、日本語ではRとLは「ら」の音であり、Hの発音はスペイン語だと無音であり、言葉の変換に戸惑う生徒達と苦戦して何とか自分で自分の名前を書いて貰いました。

そして初めて見る筆、硯、文鎮、下敷き、墨汁、新聞に面白がり、次々に質問をしてきます。1人に2枚の紙を渡し、1枚目は私が鉛筆で下書きをしてそれをなぞらせ、2枚目は1枚目を見本にして一人で書くという作業をして貰いました。意外と効率は良かったものの、どこまで「その一文字」を理解できていたか?それでも真剣な表情で一文字、またもう一文字を書いていきます。

最後に全員で記念撮影です。勿論、今し方書いた自分の名前を持って、「ウイスキー!(写真撮影の際にかける言葉で、日本の「ハイチーズ!」にあたります)あとで気づいたのですが、文字の裏表、縦横を伝えてあげれば良かったなぁと、ひっくり返して持つ生徒を見て苦笑してしまいました。

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