JICA海外協力隊の世界日記

エクアドルBOSAI日記

活動ふりかえり(2019年1月、2月)中間報告と一旦停止

¡Hola! ¿Cómo está? (オラ、コモエスタ?)皆さんお元気ですか

早いもので、私がエクアドルに来てから早くも一年半が過ぎました。日本食が恋しい時があったり、それでも一人で海外留学や赴任していた時と比べ、同じタイミングで渡航しているボランティア同期や3か月ごとに新しい隊員が赴任してくるので、日本人と会う機会はたくさんありとても心強いです。

普段は日本人一人で職場にいるので日本について知ってもらうために苦労するときもありますが、そんな時は日本人仲間とのひと時がとても貴重であり、ホームシックになる回数を減らしてくれる時間でもあると感謝しています。

今日は、2019年1月と2月の活動についてふりかえります。

(ようやく去年のふりかえりから脱出です!)

(写真1枚目:つい最近、ボランティア仲間たちと任地のマラソン大会に出場し、完走しました)

2019年1月は再び学校での防災教育がスタートしました。

エクアドルは日本のように正月を祝う雰囲気は一切なく、2日から通常どおりの業務がスタートしました。

月末に津波避難訓練を控えていることもあったので、集中的にほぼ毎日朝から夕方まで同僚と一緒に各クラス、保護者への研修を実施していました。平日や週末夜はコミュニティで防災研修をする日も続き、またまた体力的にきつい日々が続きました。

また、JICAボランティアとして赴任1年が過ぎた頃に行われる、活動の「中間報告会」があったので、所属先部長と課長を連れて首都キトのJICA事務所にて報告を行う機会があり、こちらの準備に加え、日本大使館主催の新年会で音楽演奏の機会もいただいたので、練習時間の確保に苦労したりと慌ただしい日々が続きました。

(写真2枚目:中間報告時の写真)

中間報告や学校での防災研修や避難訓練も終わり、2月に入って海岸部(コスタ)地方の学校が4月末までの長期休みに入った瞬間、私の中でこれまで2018年2月に任地へ赴任してから怒涛のペースで進んできた活動に急ブレーキがかかり、何かがプツンと音を立てて切れたように、もうボランティアとしての役目は終えたような気分になりました。

私の活動を継承してくれる同僚もいて、JICA技術協力プロジェクトで専門知識を教えてくださる機会もある。

それでは自分がサリーナス市にボランティアとしている意味は他にあるのだろうか、と長く延びるトンネルに入ってしまったのです。

いわゆる、燃え尽き症候群だったと思います。

所属先市役所が3月の統一地方選挙に向けて動き出したことから、ますます防災研修の機会も減り、自身の居場所や役割について活動の意味を見出せないままオフィスに悶々と座り続ける日々に違和感を感じていました。

そんな時間に少しだけ癒しとなったのは、同僚たちと一緒に市のコミュニティ開発課が主催する子ども向け夏休み講座の音楽部門を手伝わせてもらったことでした。

音楽の基礎を教えると共に、折り紙を教える時間もいただき、市内4か所の教会区を巡回してとても楽しい時間を過ごせました。

(写真3枚目:音楽教室での写真)

しかしながら、コスタ地方で最も暑い季節を迎え(通常12月から6月頃までが暑さのピークとなります)、

自宅へ帰っても汗が止まらず、夜中にも扇風機の生暖かい風に苦しめられながら、お米に虫は湧いて掃除してもアリや蚊、ゴキブリは増えて、せっかく買ったチョコレートは一晩で溶け、冷蔵庫に保存し忘れた残りご飯を食べて食中毒にかかり嘔吐と下痢に苦しめられるという日々で、体調と共に寝苦しく辛い時間は続きました。

日本への一時帰国も検討しましたが、これまで頑張ってきた自分へ思い切り優しくしようと寒い山岳地帯(シエラ)への一時避難を決めました。

約3週間にわたるシエラ旅の始まりです。

続きはまた次回に続きます。

¡Hasta Luego! (アスタ・ルエゴ)それではまた。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ