JICA海外協力隊の世界日記

ZAMBIA ZAMBIVA‼

授業の様子③

ザンビアのカレッジの1年生の体育のカリキュラムには、「Gymnastics」があります。

UNDOKAIでは、1学年の学生は全員で組体操「Gymnastics Formation / Group Gymnastics 」を行います。

授業の具体的な学習内容は、いつも実施する前にカウンターパートと話し合って決めていますが、組体操の具体的な技を学習する前に、ぜひマット運動を行いたいとのことでした。

マット運動の動きの多くは、転がったり上下逆さまになるなど日常生活の中で直接行うことのない動きです。

ですので、あえてその動きを行うことで体の動きを司る神経系やバランス感覚を刺激し、その能力を向上させることができます。

神経系の発達が最も著しい小学生に教える教員になる学生には、ぜひマット運動の魅力も伝えられたらいいなと思います。

と言っても、時間の関係上前転しか取り扱えませんでしたが…

学生たちは、普段行うことのない動きに戸惑いながらも、キャーキャー言いながら取り組んでいました。

授業を行っていて面白いなー、ザンビア独特(おそらくアフリカ独特)だなーと思ったことがあります。

それは、女子学生のほとんどがオシャレのためにウィッグを付けていたり人工毛を編み込んだ髪形をしているため、特に後頭部や頭頂部に髪をまとめた大きなお団子があると、それが邪魔してうまく回れないということです。(取り外し可能な場合もありますが、そうではなく簡単には取れないスタイルのものもあります)

日本の子どもたちのように、すぐにほどくことが出来るというものではありませんので、そのまま授業を続けるしかありません…

しかし、それを気にせず挑戦して、変な方向にごろん…としている場面も多くありましたが、挑戦してくれるだけありがたいな、とも感じた授業となりました。

次回は、UNDOKAIへの道③として、具体的な組体操の練習の様子をお伝えしようと思います。

ザンビアの多くの女性はこのような髪形です。いろんな種類や形、編み込みの方法があります。

すごくオシャレですね! でもマット運動は難しそうです…

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