JICA海外協力隊の世界日記

ボールが繋ぐ日本とアフリカ ~Enjoy Football~

先生もスポーツをする日

ケニアに来てまず初めに感じたこと。

先生が全く運動に参加しない。
というより、体育の授業をしたり生徒と一緒にスポーツをするという気が全くない(笑)
スポーツは青少年の更生に大きな影響を与えるとは口では言うのだが・・・

そのような環境の中、先生達を少しでもスポーツ活動に巻き込む。
これは、私がカカメガ更生学校に派遣された一つの理由である。

日頃から一部の先生を巻き込んで一緒にサッカーをしたり、ダンスを踊ったりはしているけど、定着度はまだまだ。
ということで、新しく始めた試み。

その名も、SPORT DAY!

何をするかというと、定期的に生徒と先生がスポーツを一緒にして交流を深めましょうという日。
職員会議にて、一か月に一回そういう日を設けようということになったのだが、いざ始めてみると先生達乗り気(笑)

今回はバレーボール!
生徒はいつも練習してるから、どれくらい大差をつけられるだろうと思っていたら・・・

第一セット 先生チーム 22-25 生徒チーム
第二セット 先生チーム 20-25 生徒チーム

負けはしたが、予想外の善戦(笑)
途中から両チームとも本気になる程の熱戦であった。

この試みは初めの一歩に過ぎない。
まだまだボランティアが促さない限り、カカメガ更生学校でスポーツ活動は定着しない。

先生が生徒と一緒にスポーツをすることにどれほどのインパクトがあるのか?
と言われれば、明確な答えを言えるわけではない。
しかし、少なくともSPORT DAYを通して生徒も先生もいつも以上に楽しんでいたのは確かだ。
生徒と先生間で相互理解が深まり、少しでも体罰が減り、生徒達が3年間の入所期間を少しでも楽しみ、スポーツを通して小さなことでも良いから何かを学んでそれぞれの家に帰る。
そんな未来を想像しながら、地道にこの活動を続けていきたい。


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