JICA海外協力隊の世界日記

ボールが繋ぐ日本とアフリカ ~Enjoy Football~

worldcoaches 〜beyond football〜

新学期が始まりました!
ケニアに来て初授業も無事終わり、少しホッとしているこの頃です。
そんな中、少し刺激的な出来事があったので今回はその紹介を。

先週の月曜日、朝から何やら来客が多い。

何やろ?

と思ってたら白人の大男も現れる。

話を聞くと、KNVB(オランダサッカー協会)主催「worldcoaches program」というサッカー指導者研修がうちの学校であるとのこと。
これはチャンス!と思い、急遽参加させてもらえることに。

このプログラムの目的、それは
「サッカーを指導できる人材を世界レベルで増やし、子供達にサッカーを通じて社会で役に立つ色んなスキルを習得させよう」

とまあ、ざっくり言うとこんな感じ。
KNVBは1997年からこのプログラムをアフリカ、南米、アジアの新興国を対象に行っている。
そして今回の舞台がケニアのカカメガ更生学校ということである。
まさかヨーロッパのサッカー協会の人と関わる機会が持てるなんて本当にラッキーである。

プログラムの参加人数は約25人で、全員がカカメガのプライマリースクール(日本でいう小学校程度)の教員。
サッカー経験者、オフサイドも知らない先生等、レベルは様々だったけど、みんな凄く楽しんでいる様子。
研修は丸5日間あり、その中ではうちの生徒も交えてコーチングの練習をしたり、トーナメントを企画したり、非常に有意義な時間となった。
写真はチーム分けをしている様子。
ケニアの先生、意外と几帳面な一面もある。

そんなこんなであっという間に5日間の研修も終わり、晴れて「worldcoaches」の一員となった。
研修内容も参加者が飽きないように非常に工夫されており、学び多きものになった。
何より、近隣の学校の先生達と親しくなれたことは非常に大きい。
そして、日本人を快く受け入れてくれたKNVBと参加者に本当に感謝。

カカメガイレブン(サッカー部)の現在の課題はモチベーションの維持である。
生徒のモチベーションを上げるには対外試合が必要不可欠。
しかし、交通手段等の問題により、やりたくても中々難しいのが現状である。
こういった場所での出会いを通じ、何とか定期的に対外試合を開催したいな〜。
これは自分自身への今後の課題だな。

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