2016/10/31 Mon
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学歴社会ケニア
KCPE = Kenya Certificate of Primary School
これはケニア全土のプライマリースクール(日本でいう小1〜中2)で行われるテストの名前である。
このテストでいかに良い点を取るかによってどのレベルのセカンダリースクール(高校)に行けるかが決まる。
日本も似たようなシステムなので、いわば高校入試みたいなもの。
ただ、恐いのが一発勝負だということ。日本みたいに授業態度などは一切加味されなく、KCPEの点数のみで全てが決まる。
そんなテストが今週11月1日〜3日、配属先であるカカメガ更生学校で行われる。
対象となるのは最高学年であるクラス8の生徒18名。
ここからはケニアにおける「学歴」について。
日本も学歴社会とまだまだ言われているが、ここケニアは更に学歴社会といえる。
どの大学を出ているか、マスターを持っているか、そういったものが非常に重視される。
学歴の重要性は社会に出てからも続き、私の同僚も日々Certificate(学位等の修了証明書)を得るために勉学に励んでいる。そして、そのCertificateを基に昇進や転職の機会を狙っている。その熱心さは見習うべき点であるが、そのために通常の業務がおろそかになる傾向がある。そして、学んだことが現場で生かされているかは疑問である。少なくとも、私から見てCertificateは紙切れ以上の何物でもない。
そんな学歴社会への入り口とも言えるKCPE。
少しでも良い結果を得るよう健闘を祈る。
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