2017/09/01 Fri
イベント 人 文化
混乱のブルファイティング
私の住む任地カカメガには少し変わった名物がある。
そう、ブルファイティング(闘牛、ロデオともいう)である。
ロデオと言うとスペインみたいな闘技場の中で行われるのをイメージするかもしれないが、ケニアは少し違う。というか全然違う。
当日連れていかれたのは小さな集落。
地元民が朝からルイヤ(部族名)の歌を高らかに歌っている中、続々と強そうな牛たちが現れる。
中には額に傷がありまくる牛もいて、一目見ただけで普通の牛とのオーラの違いを感じる。
いよいよ戦いが始まるのか!?
とりあえず安全を確保できてファイトが良く見える場所を探さなくては!
最適の場所があったー(笑)
けど、あんな細い木登れない。
瞬く間に周辺の木はやんちゃな少年たちによって埋め尽くされた。
肝心の戦いはと言うと、柵が無い普通の広場で戦うから観戦するのも命懸け。
まさに"ブルファイティング"というベストショットを撮りたかってんけど、それよりも命が大事ってことで終止逃げ回っていた。
様子を窺っていると、どうやら牛のオーナー同士で賭け事もしているようだ。
危険とお金が伴うが、ここカカメガの人達にとってブルファイティングは欠かせないイベントのようである。
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