JICA海外協力隊の世界日記

ボールが繋ぐ日本とアフリカ ~Enjoy Football~

野生動物の王国

皆さん、ケニアという国名を聞いてまず思い浮かべるものは何でしょう?
いくつかあると思いますが、ほとんどの人が野生動物や広大なサバンナを思い浮かべるのではないでしょうか?

ということで、いつもは配属先での活動を中心にブログを書いているのですが、今回はつい先日同期隊員と国立公園に行った時のお話しを。
向かった先はマサイマラ国立保護区。ケニア国内には野生動物を見れる国立公園はたくさんありますが、その中でも抜群の知名度を誇る場所です。名前の通り、野生動物とマサイ族が共存しており、広さは大阪府ほどあるそうです。でかすぎやろ。

そんなこんなで2泊3日の楽しい楽しいサファリがスタート!
初日は移動疲れもあったため、軽く動物見れたら良いかー程度に思ってたらガイドが急にソワソワしだす。

おれ 「どうしたん?」
ガイドのジョージ 「レオパード(ヒョウ)が近くにいる」
同期一同 「!!?」

すると、、、いた、レオパードだ!
しかも、木の上で色々ポーズ撮ってくれるしサービス精神旺盛。あくびまでしてくれるし。

※ちなみにレオパードはめちゃくちゃレアな動物で、ケニア隊員でも2年間見れずじまいで帰国する人もいる程。

結局約1時間ほどレオパードの近くで興奮しながら観察。
サファリ初日は大満足で終了!



サファリ2日目。
よし、今日は何をみれるかなーと期待を胸に出発。
午前中は草食動物を中心に多くの動物に出会う。
しかし、初日にレオパードを見たからかみんなの期待値は上がりまくり。

そして、2日目にもまさかの瞬間が。
ガイドのジョージがサバンナの茂みを指さす。

ジョージ 「あそこでライオンがヌーの子供を狙っている。」

そう!何と次はサファリカーから約20m程離れた先でライオンが正に狩りをしようとしていたのである。
近くには外国のTVクルー(動物のドキュメンタリーの撮影?)も真剣な眼差しで様子を窺う。

そして、おれもカメラを構えた瞬間!
ライオンがヌーめがけて発進。そして狩りを成功させる。
TVで見るような光景が目の前で繰り広げられ、またまた興奮。
そして、一眼レフを買って良かったと思った瞬間でもある。

※比較的ライオンは見やすい動物であるが、狩りの瞬間を見れるのはめちゃくちゃレア。

てな感じで、2日目も大満足で終了。

そして迎えたサファリ3日目。
まだやり残していることがある。
今回の一番の目的、ヌーの河渡りです。

ヌーの河渡りとは
・・・マサイマラで最も有名な自然の神秘の一つ。ヌーの移動の一番の目的は餌を求めてと言われています。草食動物にとって、乾季は餌である植物がなくなるため、雨季の地方へ移動する必要があります。ただ、ここマサイマラでは移動のためにマラリバーという河を必ず渡らなければなりません。河の中には危険なワニが待ち構えており、ヌーにとっては命懸けなわけです。多い時は何万にも及ぶヌーが列をなして河を渡り、その光景は圧巻です。

これまで大満足のサファリ。
さすがにヌーの河渡りまで見れたら贅沢すぎやな。欲張ったらあかん、とか思ってましたが、

ヌーの河渡り、見れました。笑
しかも万は超えるんじゃないかという大量の河渡りを目の前で。

もう、ジョージのドヤ顔ったら半端ない。
というわけで、最高の3日間が幕を閉じました。

おまけ
今回ガイド兼ドライバーをしてくれたジョージ。
動物の知識とか全然なかったけど、俺たちを大満足させてくれた超幸運の持ち主。
サファリの道中、

おれ 「ヌーは何で毎年河渡りするん?」
ジョージ 「。。。それがネイチャー(自然)だ。」
おれ 「はぁ。。。」

おれ 「サバンナの所々に木が一本だけ生えてるけど何で?」
ジョージ 「。。。それがネイチャーだ。」
おれ 「はぁ。。。」

そんないい加減なガイドやったけど、何か憎めない。笑

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ