JICA海外協力隊の世界日記

ラオスと私に会いに来て。

第5話:どんな仕事をしている?(コミュニティ開発)

写真1: 今年5月に首都の物産展に地酒生産者と出展した際の一枚


サバイディ~。こんにちは!

前回の更新からすこし時間があいてしまいました。その間に、いつの間にか季節は変わってしまい、日本は秋が来ているそうですね。

秋晴れが気持ちいいと聞きましたが、こちらラオスも季節の変わり目。雨季が終わり朝晩が涼しくなってきました。

今回は、私の仕事についてすこし掘り下げてお話が出来ればと思います。

皆さんは「青年海外協力隊」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?

現在世界中に散らばっている「青年海外協力隊」は総勢2,000人以上。彼らがおのおのの仕事に就いています。

医療や教育、スポーツなど多種多様な職種があり、その数はなんと100種以上! その中で私はコミュニティ開発(旧:村落開発普及員)という職種でラオスのサイニャブリ県産業商業局に派遣されています。

協力隊派遣実績:

https://www.jica.go.jp/volunteer/outline/publication/results/jocv.html

写真2:藍染め製品生産者と製品改良のためデザインを考えている様子

「コミュニティ開発」という仕事の枠内でも人によって取り組む業務は別々で、私の場合は一村一品の推進が主な活動です。

仕事内容としては、特産品を作っている県内の生産者とのお仕事がメイン業務です。①彼らの収入向上のために販売先の開拓をしたり、それに向けて生産工程の見直しや、製品改良、新商品開発をしたり。②イベントに向けて広告作成、出展準備等…一貫して活動をしています。

業務の中で、特に力を入れているのが、②の各地でおこなわれるイベントの出展業務。

直近では今年1026日~111日の期間にラオスの首都ビエンチャンで「ハンディクラフトフェスティバル2016」というラオス最大級の物産展が開催されます。

現在、私もこのために絶賛準備中なのですが、なぜイベントが大切かというと、この物産展は私たち隊員にとっても生産者にとっても新規販売契約を獲得するチャンスなのです。生産者は普段自分の村から外に出ることがほとんどないので、こうした機会は貴重です。

期間内は、ラオス国内だけでなく海外からも生産者が作った特産物を仕入れにバイヤーが訪れるので、マーケットのリアルな声を聞きながら製品改良のヒントを得るチャンスにもなります。

写真3:サイニャブリ県の特産品(布製品、竹細工、お茶など)

私の任地であるサイニャブリ県からは、藍染め製品や一村一品に登録されている地酒、お茶、塩などといった特産品を販売する予定です。

実りある一週間となるよう、頑張ります!

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