2017/07/18 Tue
自然
ジュラシックパーク
みなさんはスティーヴン・スピルバーグ監督の名作である“ジュラシックパーク”のモデルになっている火山島が、このコスタリカの太平洋側にあるココ島であるということをご存知でしょうか?
2年前に20年ぶりに上映された続編 “ジュラシックワールド”でも、コスタリカのサンホセ市近郊にあるフアン・サンタマリア空港が登場します。アメリカから飛行機でやって来た少年兄弟がこの空港で降りて、大型観光船に乗って火山島にある恐竜のテーマパークである“ジュラシックワールド“に向かうというシナリオになっています。
現実にはもちろん恐竜は存在しませんが、コスタリカには爬虫類が多いという意味ではまるでジュラシックパークのようです。中でもイグアナ、ヘビが沢山生息しています。また、以前このブログに登場してもらったワニもいますね。
冒頭の写真は、私が住んでいるアパートの近くにある公園にいるイグアナの一種で「Garroboガローボ」と呼ばれる爬虫類の模型です。
実際の大きさは、大きいもので全長60㎝ほどでしょうか。色は住んでいる場所によって多少異なりますが、市内にいるのはだいたい褐色や灰色です。また、森の中や池の畔に行くと、鮮やかな緑色をしたイグアナを見ることが出来ます。
さて、このガローボですが、コスタリカ人は捕まえて食べる習慣が今はあまりないので、繁殖してあちこちに住んでいます。街の中だと、公園の樹の上や、家の屋根裏だったり、土管の中だったり・・・眼はいいようで、人が近づくとサッと離れていきます。食べ物は雑食で、熟して落ちて来たマンゴーなども美味しそうに食べています。いつもはジッとしていることが多いですが、時々アタマをクンクンと上下させます。これはいったい何のしぐさなんでしょう?
先日、そのガローボ公園のベンチに座って涼んでいたら、突然「ドサッー!」と30㎝ほどのガローボが、大きなグアナカステの樹の上から落ちて来ました。日本には「サルも木から落ちる」ということわざがありますが、「ガローボも木から落ちるんだ」と妙に感心した次第です。
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